ご飯はスプーン1杯でOK!朝食におすすめ「薬膳粥レシピ」2つ

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やる気がでない、元気がない、疲れやすいなどの症状が出やすい5月。

そんな時は、エネルギーをチャージする朝食に薬膳を取り入れてみませんか?

これらの症状は東洋医学では“気虚(ききょ)”とよばれ、薬膳では“補気(ほき)”の働きがある食材を使います。この補気の代表的なメニューがお粥。薬膳の基本とされる料理です。

病気の時に食べるイメージが強いかもしれませんが、香港や台湾では朝の定番メニュー。いろいろなバリエーションが楽しめます。

今回は国際中医薬膳師の筆者が、朝におススメのお粥レシピをご紹介します。

■1:サムゲダン風お粥

<材料>(1人分)

米 1/4カップ

水 2カップ

鶏肉 50g

長ネギ 1/4

生姜 1片

にんにく 1片

鶏がらスープの素 小さじ1

油揚げ 1/2

<作り方>

(1)米を研ぎ、水、ぶつ切りにした鶏肉、斜め切りにした長ネギ、スライスした生姜・にんにくと鶏がらスープの素を炊飯器に入れ、スイッチをON。

(2)油揚げは、トースターかフライパンで焦げ目がつくまで焼き、食べやすい大きさに切る。

(3)炊けたらお好みでネギやナッツ、油揚げや油麩をのせて完成。味が足りなければ塩を少しかけてくださいね。

■2:ミルク粥

<材料>

米 1/4カップ

水 2カップ

牛乳 1/4カップ

お好みのドライフルーツ

<作り方>

(1)米を研ぎ、水を加えて炊飯器で炊く。炊けたら牛乳、ドライフルーツを加えて混ぜて完成。

(2)日本では甘いお粥はあまり食べられませんが、アジアではポピュラーなお粥。ほんのり甘さがあるお粥です。胃腸が疲れているときなどに是非どうぞ。

中華街のお粥専門店で聞いたところ、丼ぶり1杯に入っている生米はわずかスプーン1杯とのこと。

ヘルシーなのにお腹いっぱい、体もポカポカして体の中から元気がチャージできるお粥は、朝食にぴったりです。

筆者が通った薬膳大学の教授も、50年間毎朝お粥を食べて風邪を引いたことがないそう。

心と体に不調を感じやすい5月。気を補いたいときに是非お試しください。

【筆者略歴】

坂本 雅代 ・・・ 国際中医薬膳師/中医薬膳師/リフレクソロジスト/骨気小顔管理士。これまでに男女延べ1万人以上を施術。現在はサロン経営、エステ講師、美容ライターとして活動中。