伝説のカルト漫画が実写映画化!

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 丸尾末広氏のカルト漫画をモデル・中村里砂の初主演で実写映画化した「少女椿」が5月21日、全国4館で公開され、中村をはじめ、共演の風間俊介、森野美咲、武瑠(「SuG」)、佐伯大地、TORICO監督が東京・シネマート新宿で初日舞台挨拶に臨んだ。映像化は困難と言われていた異色作が原作とあって、この日は劇場の壁一面に立ち見客が並ぶほどの盛況ぶりを見せた。

 映画は、身寄りがなく赤猫サーカス団で下働きをする14歳の少女・みどりが主人公。みどりは超能力を持つ団員ワンダー正光と惹かれあうが、正光が団員を殺害する現場を目撃したことを機に、恋心が恐怖へと変わっていく。

 赤猫サーカス団は、ワンダー正光をはじめ、怪力自慢の赤座、美少年のカナブン、蛇使いの紅悦、足芸の鞭棄といった個性的な団員ばかり。ワンダー正光役の風間は、開口一番「今までいろいろな変わった役をやらせていただいたが、この役が最高潮だと思います」と自信をのぞかせる。角が生えているような正光の独特な髪型も忠実に再現したそうで、「帽子を被ってくるのを忘れて、悩んだ末にそのまま電車で帰ったことがあります(笑)。普段電車ではばれないが、すごい見られてた」と本作ならではのエピソードを告白し、客席を笑わせた。

 一方、本作で銀幕デビューを果たした中村は「演技経験がなく、初めてのことばかりで不安も多くありました」と緊張の面持ち。「キャストの皆さんに助けていただいた。特に風間さんには、このシーンはこうしたらいいとか教えていただき、かなり助けていただきました」と感謝を述べた。本人の不安に反し、風間は「みどりは現実感がなく無垢故の怖さを持っている。そんな無垢でピュア、無機質な迫力が中村さんにぴったり。本当にみどりは中村さんしか考えられなかった」と称賛。だがモデル業と違い、俳優業は長時間の集中力が必要とされるため「中村さんは現場ではHPゼロだった」と武瑠に暴露されると、「出番が多かったので体力を温存していた」と苦笑いだった。

 中村は、俳優の中村雅俊、五十嵐淳子夫婦の三女にあたるが、本作に対する両親の反応を問われると「いつもは仕事について何も言ってこないけれど、今回は帰る度に『どうだった?』と聞いてくれた。絶対見ると言ってくれた」とニッコリ。演技初挑戦を経て、俳優としての両親の偉大さを痛感したそうで「やらせてもらって改めて両親を尊敬することができた。大先輩として尊敬しています」とはにかみながら語った。