総選挙の盛り上がりに黄色信号が(※写真はイメージです)

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 元AKB48で女優の大島優子(27)が、自身も出演する舞台『美幸-アンコンディショナルラブ-』の囲み取材で、来月行われるAKB総選挙に苦言を呈した。

 6月18日にHARD OFF ECOスタジアム新潟で開票される、『第8回AKB48選抜総選挙』について問われた大島は「8回目なので、いよいよダレてくるんじゃないですか」とまさかの発言。現場は笑いにつつまれたものの、隣にいた舞台共演者の俳優・鈴木浩介(41)が慌てて「ダメでしょう。先輩からの大事なメッセージなんだから、後輩たちに向けてもっとほかにあるでしょう」と制止した。

 その後大島は、「たかみなが卒業してからなので、ここでセンターが決まるのは大きな出来事。センターだけじゃなくて、誰が自分をアピールして動いたかが一番今後につながる」「見てくれる人はいるし、そこが一番重要。順位じゃない」と後輩たちへ向けて先輩らしいメッセージを送っている。

 ただ、大島が冷めた本音を漏らすのも無理はないのだとか。テレビ局関係者がいう。

「近年は毎年テレビ中継されているが、指原以外の目立つメンバーの動きがない状態続いているため、視聴率は下がる一方。人気メンバーの牙城を崩す新メンバーが登場しないだけに、テレビ局も頭を抱えているようです」

■必死に話題作りも不発

 それでも今回の総選挙をなんとか盛り上げるため、各メンバーは“話題作り”に必死だ。

 人気メンバーの小嶋陽菜(28)は、覆面を被りプロフィールも全て謎という設定の「にゃんにゃん仮面」に扮し“小嶋陽菜に似た謎のメンバー”として出馬を認められた。また、“ぱるる”の愛称で人気の島崎遥香(22)はギリギリのタイミングで出馬を決め、自身のSNSに「色んな思いが入り混じって泣きながら提出しました」「1番最後の提出になってしまい皆さんをまだか、まだかと待たせてしまいすいませんでした。いつもこんな私を応援してくださりありがとうございます」と投稿している。

 そして指原莉乃(23)は、3月22日に行われた自身の写真集『スキャンダル中毒』の発売記念握手会で、総選挙出馬について「まだ迷ってて、決めてない」「いざ(選挙が)近づいてくると胸を張って発言できない」などの動向を見せつつも、27日には立候補を表明している。

 だがそうした必死の話題作りも、成果は薄い。

「様々なメンバーが話題になるような仕掛けをしましたが、そこまで話題になっていない。ここまで低迷したのは、相次ぐスキャンダルによるファン離れが主な原因でしょうね。この状態に、大島もOGとして厳しい意見を述べるしかなかったという一面もあるのかもしれません」(前出・関係者)

 過去には国民注目の大イベントにまで上り詰めた総選挙は、今年も成功を収めることができるのだろうか。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。