2016年5月12日朝、川崎市幸区にあるJR東日本の変電所で火災が発生し、停電するトラブルがあった。この影響で、京浜東北線や東海道線、南武線などの各線が1時間以上にわたって運転を見合わせた。

運転再開後もダイヤは大幅に乱れ、通勤、通学のラッシュ時とも重なったため、JR東日本の各駅で多くの人があふれる大混乱となった。JR東日本横浜支社によると、約24万人に影響が出たという。

ツイッターには、次のような投稿があり、注目を集めた。

JR東日本各路線が運休した影響が、横須賀線や鶴見線にも広がり、私鉄の京急にも及んでいった状況を報告している。

「地獄絵図でしかない」

川崎駅の京浜東北線電車。写真はイメージです(Yamaguchi Yoshiakiさん撮影,Flickrより)

冒頭のツイートには1万5000を超えるリツイートがあり、まだ拡散中である。まるでドミノ倒しのように広がっていった混乱は、首都圏ならではの現象だ。

この混乱に巻き込まれた人々の声を、ツイッターの中で探してみた。品川駅からはこんな報告が......。

「現在の品川駅。電車に乗るってレベルじゃねーぞ!!」「地獄絵図でしかない」といった声である。

振替輸送となった京急川崎駅への乗り換えのため、長蛇の列ができた。上記の投稿者の発言にもあるとおり、ほとんどテーマパーク並みの混雑である。

「JR線の振替輸送を受けたことによる混雑の影響で遅れ...」という電光掲示も、いつものこと......らしい。

埼玉県の北浦和駅からの報告によると、「北浦和駅は改札前もバス、タクシー乗り場もすごいことに」なった。

他にも、こんな声が......。