一転パリ残留?ミラン復帰?去就注目のイブラ「まぁ待ってろって」

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 パリSGに所属するFWズラタン・イブラヒモビッチが自身の将来について含みを持って話した。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で語った内容を『ESPN』が伝えている。

 今夏でパリSGとの契約が満了するイブラを巡っては、様々な報道がされてきたが、ここに来て選手本人がミランへの復帰を匂わせる発言をしたことで、再び注目が集まっている。

 イブラは「まだまだプレーを続けたい。どこになるかはちょっと待っていてくれ。すぐに決断するから」と言い、「自分とミランは良い関係にあるし、彼らのことが気になっているよ。僕がプレーしたクラブの中では一番のビッグクラブだ」と語る。

「ミランを去った時、自分はミランを離れたいとは思っていなかった。決めたのは他の人たちさ。ただ、終わってしまったことはしょうがない。今は未来をどうするかという段階だ。未来が過去と同じようなものになるのか、それは誰にもわからない。まあ見てなって。全部すぐに明らかになるよ」

 今年で35歳となるイブラだが、まだまだ衰え知らず。今季のリーグアンでは29試合に出場し、35ゴール13アシストで4連覇に貢献。2年ぶり3度目となる年間最優秀選手にも選ばれた。

 スウェーデン代表FWは「今年は自分のキャリアの中でもベストの年だった。僕はまだまだうまくなっていると感じているし、プレーをし続ける必要がある」と手応えを語る。

「今シーズンはこれまで以上にハードにプレーした。普通よりも多くね。僕にとっての普通の仕事というのは、それだけで一般的には多いんだけど。必死にプレーすれば、それだけ称賛を集めるものさ」

 契約満了となることで去就に注目が集まるが「まだパリSGをを去るとは明言していない。将来についてはじきに語られる。何が起きてるか楽しみにしていてくれ」と含みを持たせると「関係というのは、二人で成り立つものだ。たった一人では成り立たない。相手と自分がいなければいけないんだ。だからまあ待ってろって」と話した。

「フランスは好きだよ。以前も言ったけど、パリは自分が今まで住んだところで最高の都市だ。これまでアムステルダム、ミラン、バルセロナ、トリノ、そして故郷のマルメと住んできたけどね。パリは他のどことも比べることはできない」

「自分がフランスについて間違ったことをいったことがあっただろう。あれはあくまでサッカーのことについて言及していたんだ。この国のサッカーは依然として発展途上だ。だけど4年間プレーしてきて、この国には何も不満はなかった」

「フランスはこれからもずっと自分の心に残り続ける。フランスのことを忘れることなんてないよ」


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