旅行や災害時に備えて、Googleマップといっしょに入れておきたいオフライン地図アプリ

写真拡大 (全9枚)

旅行や災害時には、スマホやタブレットのGoogleマップが役に立つ。ただし、インターネットが使えないと役に立たない。そこで活用したいのが、Googleマップのオフライン機能だ。

ところが、残念ながらオフライン機能は日本国内では使えない。

したがって日本国内では、オフラインで使える地図アプリと併用するのが現実的なのだ。ここでは、Googleマップのオフライン機能と使い方と、オフライン専用アプリについて説明する。

●Googleマップのオフライン機能の使い方
旅行はもちろん、災害時にも役立つのが地図アプリだ。代表的なアプリといえばGoogleマップだろう。Googleマップがあれば、地図に関するほとんどのニーズには対応できる。

ただし、弱点もある。インターネットが使えないと利用できないことだ。

この弱点を補うため、Googleは昨年11月、Googleマップのオフライン機能を提供した。地図を表示したら、メニューの[オフラインエリア]を選択し、右下の[+]をタップする。その後、[ダウンロード]をタップすれば、その地域の地図がダウンロードされて、オフラインでも利用可能になる。


地図を表示したら、検索ボックス左端のメニューボタンをタップしてメニューを表示する。



[オフラインエリア]をタップする。



右下の[+]をタップする。



地図に戻ったら[ダウンロード]をタップする。



名前を付けて[保存]をタップするとダウンロードが始まって、オフラインでも地図を利用できるようになる。


このように、あらかじめ出かける先がわかっている場合は、Googleマップの地図をダウンロードしておくと安心だ。

ただし、残念ながら、現時点で日本国内はこの機能が使えない。
ダウンロードしようとすると「ダウンロード可能なエリアではない」と拒否されてしまう。地図のライセンス契約が理由ではないかと思う。

●国内でもオフライン地図が利用できるMAPS.ME
国内でオフライン地図を使うときは、MAPS.MEというアプリがおすすめだ。
これはオフライン専用のiOS/Android対応の地図アプリで、あらかじめ必要な地域の地図をダウンロードしておけば、通信環境がなくても利用できる。

機能も充実している。レストランやガソリンスタンドなどの施設検索もできるし、徒歩とクルマのルート検索もできる。Googleマップほど多機能ではないが、旅行先で困ったときや災害などの緊急時には、あれば間違いなく役に立つ。

Googleマップが日本国内のオフライン機能に対応していない以上、Googleマップだけだといざというとき心細い。しかし、オフライン専用のMAPS.MEと併用すれば安心だ。
これからの旅行シーズンはもちろん、災害などの緊急時にも役立つアプリなので、ぜひインストールしておくことをおすすめする。


MAPS.MEはオフライン専用の地図アプリだ。



あらかじめ利用したい地域の地図をダウンロードしておく。日本だけでなく、世界中の地図をダウンロード可能だ。



施設検索やルート検索できる。機能はとても充実している。


MAPS.ME(iOS)
MAPS.ME(Android)


井上健語(フリーランスライター)