ヨードを摂取して髪の毛を成長させよう

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ヨードとは

ヨードとは、ヨウ素というミネラルの事です。
ヨウ素は、私たちの体に欠かすことが出来ない栄養素の1つで、甲状腺に多く存在しています。

ヨウ素は自然界にも存在し、海水に多く分布されており、海のミネラルとも呼ばれる物質です。海からとれるワカメや昆布、ヒジキといった海藻類にはたっぷりと含まれています。

どんな働きをしてくれるのかというと、新陳代謝を高めたり、たんぱく質の合成などを行います。また、殺菌作用もあることから「うがい薬」や「消毒液」などにも使われています。

うがい薬や消毒液の赤褐色の色は、ヨウ素の結晶が溶けて液体となった時の色です。

髪への影響とは

たんぱく質の合成

髪の発育にどのような効果があるのかというと、「たんぱく質の合成」が最も大きな効果です。

私たちの髪はほぼたんぱく質から出来ているので、ヨードの力を借りてたんぱく質がしっかりと代謝することで髪が育ちやすくなります。

また新陳代謝を高めるという事は、頭皮や髪の毛母細胞が古いものから新しいものに生まれ変わり、髪の毛を健康に保つのを助けてくれるのです。

血行促進効果

さらに、ヨードは血行促進効果にも優れています。
髪の毛が健康に育つには、血流にのって多くの栄養素や酸素が頭皮や細胞に届けられることが欠かせません。

つまりヨードは、たんぱく質の合成、新陳代謝、血流促進という3ステップで育毛を助ける非常に有効な栄養素だと言えるでしょう。

効果的な摂取方法

そんな髪の成長に有効なヨードをどのように摂取していけばいいのかというと、食事からとるには、海藻類を摂ることです。また魚介類からも摂ることが出来ます。

基本的に日本人は昔から海のものを摂る食生活をしている為、不足することはありませんが、肉など中心の食生活が多いと不足しがちになります。

あまり魚介類をとる機会がない方はサプリメントで補うのもいいでしょう。

過剰摂取に注意

ヨードは髪によいとされていますが、取り過ぎに注意が必要な栄養素でもあります。
15歳以上だと1日2200μgが上限です。

体重が増えたり、情緒不安定になる、熱っぽくなる、脈が速くなるという症状は、不足しても摂り過ぎても起こりますので覚えておきましょう。

少しの摂り過ぎは、排泄されるので問題ありません。摂り過ぎが継続されることが問題となるので注意してください。