高良健吾は前田司郎監督の前作に続いて出演 (C)2016「ふきげんな過去」製作委員会

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 俳優・高良健吾が出演する前田司郎監督作「ふきげんな過去」の劇中カットを、映画.comが独占入手した。今作の高良は、「ヤスノリと名のる謎の男」というキーパーソンに扮し、ミステリアスな魅力で周囲の人々を翻ろう。写真では、いきつけの喫茶店でじっと虚空を見つめる姿などが初披露されている。

 「悼む人」「きみはいい子」での熱演が評価され、第28回日刊スポーツ映画大賞の主演男優賞に輝いた高良が、前田監督の前作「ジ、エクストリーム、スキヤキ」に続いて出演。自身の役どころを「とにかく不思議」と評し、「演る時にはなにも疑わず、とにかく真面目にやりました。それがこの映画のズレになっていればいい」と思いを打ち明ける。そして、「前田さんの現場のなかに、思い込みMAXで真剣にいたのはとても楽しかった」と充実の様子で述懐し、観客に対し「この映画のなかにあるズレ。それはもしかしたら、日常の真ん中にあるのかもしれません。みなさんをどこか不思議な場所に連れて行ってくれると思います」と呼びかけている。

 小泉今日子と二階堂ふみがダブル主演する今作は、劇団「五反田団」を主宰するほか作家、演出家、俳優とマルチに活躍している前田監督のオリジナル作品。自らが実の母親だという伯母・未来子(小泉)が現れたことで、退屈な日常を過ごしていた女子高生・果子(二階堂)が、反発しながらも日々を輝かせていくひと夏を描いた。終始不機嫌そうに振る舞う果子だが、ヤスノリと名乗る男にひそかな思いを抱いており、劇中ではときおり表情が和らぐシーンも。微妙な距離感の母娘関係だけでなく、淡い恋の行方にも注目だ。

 「ふきげんな過去」は、山田望叶、兵藤公美、山田裕貴、大竹まこと、きたろう、斉木しげる、黒川芽以、梅沢昌代、板尾創路が脇を固める。6月25日から東京・テアトル新宿ほか全国で公開。