二階堂は振り付けも考案したという (C)2015『蜜のあわれ』製作委員会

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 二階堂ふみと大杉漣の共演で、大正期から昭和期に活躍した詩人・小説家の室生犀星が晩年に発表した小説を映画化した「蜜のあわれ」のメイキング映像が、公開された。金魚の姿をもつ少女・赤子に扮した二階堂と、幽霊役に挑戦した真木よう子のダンスシーンの撮影風景を収める。

 人生の終盤に差し掛かった老作家(大杉)と赤子の奇妙な共同生活を軸に、老作家の過去の女・田村ゆり子の幽霊(真木)、老作家の友人だった作家・芥川龍之介の幽霊(高良健吾)、赤子の過去を知る金魚売りの辰夫(永瀬正敏)らの人間模様を幻想的に描く。

 映画では、金魚の動きを想起させる赤子のダンスシーンが要所要所で挿入されるが、今回公開されたのはその一部。赤いワンピースを着た二階堂と白い着物姿の真木が尻を左右に振り、軽快なステップを見せる。劇中では赤子とゆり子は老作家をめぐる“恋のライバル”だが、同時に互いの心情を理解しあう友人としても描かれており、両者の友情が象徴されたシーンといえる。

 二階堂と真木は共に「日々ロック」(2014)でのアイドル役やテレビドラマ「最高の離婚」(13)のエンドロールなどでダンスを披露しており、さらにドラマ「問題のあるレストラン」(15)で共演済み。メイキング映像では、石井岳龍監督(「五条霊戦記 GOJOE」「生きてるものはいないのか」)が顔をほころばせるほど和気あいあいとした雰囲気のなか、二階堂が真木に振り付けを伝授する様子や、すぐに覚えた真木がアレンジを加える姿など息のあったコンビプレーを見せている。

 「蜜のあわれ」は、韓英恵、上田耕一、渋川清彦らが脇を固める。4月1日から全国公開。