沖田修一監督のオリジナル脚本作品

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 松田龍平主演、沖田修一監督作「モヒカン故郷に帰る」のプレミア上映会が3月29日、東京・テアトル新宿で行われ、松田をはじめ共演の柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大、沖田監督が舞台挨拶に立った。

 3月26日にロケ地となった広島で先行公開された今作。キャスト陣は広島、大阪、名古屋でのプロモーションに参加し、満を持しての東京“上陸”。松田は「ひとつの家族がコミカルに描かれている。笑って楽しんでもらえる作品になったと思う」と自信のほどをうかがわせた。

 初共演で親子を演じた松田と柄本。柄本は、「いずれ親子の役をやるだろう……なんてことは考えていなかった。龍平くんは日本映画界においても独特の存在。(自分も)息子がいるものですから、僕としては違和感なくやれた」とニヤリ。一方の松田は、「柄本さんとやれて幸せでした。やり辛かったんですが、それが父と息子の関係性というか雰囲気を出せたんじゃないかな。とにかく大先輩です」と明かした。

 劇中で嫁姑の関係にあった前田ともたいは、撮影中から相思相愛だった様子。前田が「まさこ様はとっても格好いいんです。現場でも私たち若者にウェルカムで、『さあ、来い!』という感じ。その胸に飛び込んでいきました」と感謝を伝えると、もたいも「前田さんがいてくれて、ほぐしていただいた。楽しい現場でしたよ。あっちゃんのおかげ。ありがとうございます」と“嫁”を絶賛。前田は顔を赤らめながら「いやだあ、やめてくださいよ」と照れると、「理想かどうかは分からないけど、私にとってはかわいくて大好きな人」と追い討ちをかけていた。

 またこの日は、柄本扮する治がコーチを務める中学校の吹奏楽部の一員で、松田が演じた永吉に憧れる野呂役の小柴亮太が桜の鉢を持ってサプライズ登壇。柄本から「あんた、いくつなんだ?」と聞かれると、「この春から高校1年になります」と微妙にずれた回答で松田を喜ばせていた。

 沖田監督の完全オリジナル脚本作品である今作は、瀬戸内海にたたずむ島を舞台に、結婚報告のため故郷の島に帰ってきたモヒカン頭の永吉が、頑固オヤジの父・治や恋人の由佳(前田)、母・春子(もたい)、弟の浩二(千葉)とともに繰り広げる悲喜こもごもを描く。4月9日から全国で拡大公開。