舞台挨拶に出席した(左から)斎藤工、成海璃子、池松壮亮

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 成海璃子主演の映画「無伴奏」が3月26日、全国17スクリーン公開初日を迎え、成海をはじめ共演の池松壮亮、斎藤工、遠藤新菜、矢崎仁司監督が、東京・丸の内TOEI1で行われた舞台挨拶に出席した。

 今作は、直木賞作家・小池真理子氏の半自伝的恋愛小説を映画化したもの。学生運動が盛んだった1969年の仙台を舞台に、当時の若者たちの複雑な恋愛模様を描いている。成海は、池松と斎藤のラブシーンを目撃するシーンの撮影を振り返り、「本当に現場にいたくなかったですね。『帰りたいなあ、2人でやって! もういいから!』と思っていました」と赤面。「見せつけられた感じかな」と口を尖らせると、池松は「やりましたね」とはにかみ、斎藤は「見せつけてやりましたよ」としたり顔を見せていた。

 さらに、“セクシー俳優”の肩書を持つ斎藤の恋人役で体当たりの演技を見せた遠藤は、「ああいうシーンに関してはプロだと思うので……(笑)」と笑いをこらえきれない様子。斎藤は、「光栄です。プロフィールにも書いてあります。2級を持っています」と冗談を飛ばして会場の笑いを誘っていた。

 またキャスト同士の信頼は厚く、成海は池松に対し「素晴らしいです。(自分が)いろんなモードになって、すごく躁(そう)みたいなときもあれば、もうやめようかなとと思っているときもあった。それを全部池松くんに話すといつも言葉をくれるので頼っていました」とニッコリ。池松も「監督も成海さんも本当に素晴らしい。斎藤さんも(共演は)初めてでしたが本当に助けられましたし、遠藤さんは大型新人現るという感じ」と充実感をにじませた。

 この日は、主題歌を担当したロックバンド「Drop's」の中野ミホも登場し生歌を披露した。壇上で聞き入っていた監督は「感動で……すみません。ありがとうございました」と声を詰まらせ、涙を拭っていた。