園子温の野心作と、その生態に迫るドキュメント (C)SION PRODUCTION
(C)2016「園子温という生きもの」製作委員会

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 園子温監督の最新作「ひそひそ星」と、376日にわたり鬼才を追い続けたドキュメンタリー「園子温という生きもの」(大島新監督)、それぞれの予告編とポスタービジュアルが公開された。

 構想25年を経て結実したSFドラマ「ひそひそ星」は、園監督が2013年に設立したシオンプロダクションの第1作。アンドロイド・鈴木洋子“マシンナンバー722”(神楽坂恵)が、滅びゆく絶滅種と認定されている人間たちに大切な思い出の品を届けるため、宇宙を何年も旅をするさまをモノクロームで描き出す。予告編では、昭和風のレトロな内装の宇宙船での暮らしが垣間見えるとともに、“ひそひそ星”に降り立ったアンドロイドがささやき声で届け物を手渡していく姿が印象的に描写され、静けさとはかなさに満ちた世界観に引き込まれる。

 一方の「園子温という生きもの」は、MBS「情熱大陸 映画監督・園子温」を手がけた大島監督が、テレビでは収まりきらない規格外の魅力を描きたいと14年9月から1年にわたり園監督に密着。予告編では、バンド活動やアトリエでの創作活動に没頭する園監督の姿がパワフルに映し出される一方で、「ひそひそ星」の現場で「今日はちょっと緊張してるね。いい映画になるかな」とつぶやく様子も切り取られた。「若い頃の園子温役とか絶対やりたい」と熱く語る染谷将太や、涙ながらに語る妻・神楽坂のコメントも盛り込まれ、園監督の“生態”に深く多角的に切り込んでいることがうかがえる。

 「ひそひそ星」「園子温という生きもの」は、5月14日から東京・新宿シネマカリテほかで公開。