JRの乗車券は「何度でも下車し放題」だった! あまり知られていない衝撃事実

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今回はJRの切符について、あまり知られていない衝撃的な事実をお伝えしようと思う。

この事実、知っている人ならば「そんなの知ってて当然でしょ」「そんなの常識だろ」というレベルの内容なのだが、意外と知らない人が多いのである。それにより、損をしている人も多くいるらしい。

その衝撃的の事実とは……!?

何度でも自由に下車





JRの長距離乗車券は「何度でも下車し放題」なのである。

例えば、東京〜大阪までの乗車券は4日間有効で、その期間であれば進行方向の各駅で何度でも自由に下車し、改札から出ることができるのである。もちろん、また乗りたくなったら改札にその切符を通し、電車に乗って大阪を目指して進行できるのだ。

ホテルに泊まって進行する



つまり、「東京から電車に乗り、静岡のホテルに泊まり、名古屋のホテルに泊まり、京都のホテルに泊まり、最後に大阪に着く」というやり方が可能ということになる。

その旅程をたった1枚の乗車券でこなすことができるのだ。東京から大阪まで、各都市の友達に会って家に泊まらせてもらい、大阪まで旅をすることも可能なのだ。

「だったら下車する駅までの乗車券を買えばいいじゃない」

「また乗りたいときに新しく買えばいいじゃない」

という疑問が沸くかもしれないが、個別に買うよりも安いの点が利点のひとつとしてある。

乗車券のみの場合は普通列車に限られる





ただし、注意も必要だ。

新幹線や特急に乗る場合は、特急券や指定席券などが別途必要になる。そして4日間有効なのは乗車券だけ。つまり、乗車券のみで格安な旅をしたい場合は、普通列車に乗るしかないわけだ。

とはいえ、東京〜大阪の乗車券は4日間有効なのでじっくり旅をしたい人にオススメである。

東京〜博多の乗車券は6日間有効





今回は東京〜大阪を例に出して解説したが、JR線の長距離乗車券であれば、一部の例外を除いてどの区間でも「下車し放題」が可能だ。

また、距離に比例して有効期間が短くなったり長くなる。東京〜大阪は4日間有効だが、東京〜博多までの乗車券は6日間有効となる。つまりその期間内であれば、岡山や広島など、進行方向の各駅に何度でも乗り降りできるわけだ。

むしろ楽しい旅



細かいルールが少しだけあるので、そのあたりは駅で確認した上で購入するのが良いだろう。(参考:https://www.jreast.co.jp/kippu/04.html

東京〜大阪を普通列車で移動した場合は9時間30分ほど時間を要する。13時57分に東京駅から乗ったとすれば、大阪駅には23時17分に到着する計算だ。

「3時間ほど乗車して宿泊」を繰り返して旅をすれば、さほど苦ではないし、むしろ楽しい旅になるのではないだろうか。

ゆっくり移動する旅も良し!!



忙しい毎日を過ごす現代の学生と社会人。新幹線や飛行機で一気に移動するのもいいが、たまには「あえて時間をかけて旅をする」というのも、癒やしに繋がるかもしれない。

東京から博多まで、普通列車で6日間かけて旅をする。なんとも情緒があって良いではないか。

■執筆・監修:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。