「スーパー日本人」を育成して「ハピネス社会」を実現 大阪大学のプロジェクトにネット騒然
大阪大学のセンター・オブ・イノベーション(COI)拠点が掲げるビジョンに、「スーパー日本人」というキーワードが使用されていることがネットで発掘され話題になっている。
大阪大学はCOIプロジェクトのホームページで、「子供から高齢者に至るまで人間力を飛躍的に活性化させ、常に意欲的に潜在力(個人が持つ最大の能力)を発揮できる“スーパー日本人”」を育成し、「一人一人が活き活きと最高に輝く社会“ハピネス社会”」を実現するとプロジェクトの概要を説明している。そのために、人間力を決定する因子を医学・脳科学的に究明し「ストレスフリー・快適生活」と「豊かなコミュニティを実現する教育環境」に取り組むとしている。つまり、ストレスをなくすことで脳を活性化させ、さらにコミュニケーションの質を高めた状態が「スーパー日本人」。「スーパー日本人」が「脳マネジメントで潜在能力を発揮できる」のが「ハピネス社会」だ。
ネットでは、『ドラゴンボール』のスーパーサイヤ人を連想させる「スーパー日本人」や、「ハピネス社会」「脳マネジメント」「潜在能力」といった抽象的な言葉を随所に使っていることにツッコミが殺到している。脳科学者の茂木健一郎氏もブログで、「『スーパー日本人』というキーワードが随所に散りばめられていますが、なぜ『スーパー』なのか、なぜ『日本人』限定なのかという根源的な問題は最後まで解消されませんでした」と疑問を呈している。その上で、「取り組まれようとしている要素技術はまとも、というか普通で、ぜひ、大いに研究されてイノベーションを起こしていただきたいと思います」と皮肉めいたエールを送っている。
話題のスーパー日本人プロジェクト、全スライドが神がかってるから本当にヤバい。ヤバいとしか言えない。4DXで上映してほしいhttps://t.co/o4gyhFtzsZ pic.twitter.com/paQ8WYIGOq
— 天才ミニミニ子宮マン (@sprGK) 2016年3月1日
TLで流れてきた画像見て、何処の宗教団体だよ怖すぎと思ったら阪大だった
— ✈ぽん (@ahiahiah) 2016年3月2日
スーパー日本人になってハピネス社会を目指します pic.twitter.com/9IFaiXVFwr
スーパー日本人,この図でまたやられた.これ絶対ウケ狙いでしょ.大阪ギャグでしょ. pic.twitter.com/Kd6RAzv1TV
— TM (@tmaehara) 2016年3月1日
日本語版の「スーパー日本人」はなんとか耐えられたが,英語版の「Super Nippon-jin」はもう無理だった.https://t.co/sfCkfXL6m2
— TM (@tmaehara) 2016年3月1日
■JSTに掲載されている資料(pdf)