“マエケン体操”を行うドジャース・前田健太

写真拡大

キャンプ初ブルペンで39球、「ドジャース幹部陣を投球練習で魅了」

 ドジャースの前田健太投手が21日(日本時間22日)、キャンプで初めてブルペンでの投球練習を行い、首脳陣や女房役からピッチングを絶賛された。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が「ケンタ・マエダがドジャースの幹部陣をブルペンでの投球練習で魅了する」と特集している。

「まず我々の計画を立てる前に、スプリングキャンプの間のこの時間を活用して、彼をじっくり見たい。彼の練習における習慣をしっかりと把握したい。登板間隔について計画を立てて、手助けをしたい。どれくらいの投球回数か、どれぐらいで回復するのかを観察したい」

 記事によると、編成本部長のアンドリュー・フリードマン氏は前田が投じた39球を見守った後、こう語ったという。

 前田はメジャー移籍に際して球団側に提出したメディカルチェックで、肘などに懸念材料が発覚したと報じられた。そのため、8年総額2500万ドル(約28億円)と年俸を抑え、多額のインセンティブが盛り込まれるという特殊な契約になっている。スプリングキャンプで、登板間隔などを含め、前田にとって最適な負荷をチームとして把握することになるようだ。

投手コーチも称賛、「メカニック的にしっかりしている」「彼はアスリート」

 キャンプ前に2度、ブルペンに入っていたという前田。この日はバッテリー組の練習開始後、初のブルペンでの投球練習となり、女房役は正捕手のヤスマニ・グランダルが務めたという。

 フリードマン氏以外にも、ロバーツ新監督、ハニーカット投手コーチ、ザイディGMと首脳陣がブルペンに勢ぞろい。前田は合計39球を投げ込み、スライダーがワンバウンドする場面もあったようだが、記事では「キレのよいチェンジアップで観衆に好印象を与えた」と高く評価している。

 また、ハニーカット投手コーチは「メカニック的に、彼は非常にしっかりとしている。ボールを動かすこともできるし、制球力もある。色々な球種を持っている。彼はいいバッターでもある。彼はアスリートなんだ」と絶賛したという。

 女房役のグランダルが「ブルペンではスロースターターだった。あまり力まず、ボールの感触を確かめる様子だったが、突然、一球一球ギアを入れた。とんでもないコントロールで、ボールを動かしていた」と話したことも記事では紹介している。27歳の若さで3度のサイ・ヤング賞受賞を誇る2014年シーズンのMVP左腕クレイトン・カーショウなど、名投手の女房役を務めるキューバ出身捕手も舌を巻くほどの内容で、いきなり好印象を与えた。

 先発陣が左腕ばかりのドジャースにとって貴重な右腕である前田は、初のメジャーキャンプで上々のスタートを切っている。