日常を謳歌する濱田岳(右)とムロツヨシ (C)2016「ヒメアノ〜ル」製作委員会

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 「V6」の森田剛が映画初主演を務め、古谷実氏の人気漫画を実写化する「ヒメアノ〜ル」の劇中カットが、このほど公開された。同作は衝撃的な内容からR15+に指定されているが、若者たちの“ほのぼのとした日常”を切り取っている。

 原作となった同名漫画は、世の不条理から生まれる屈折した感情やポップなギャグなど古谷作品が持つ要素を含む一方で、過激描写が物議をかもし実写化不可能と言われた問題作だ。若者の日常をコミカルに描いた淡い青春譚の前半から、後半は一転して無機質な連続殺人犯が侵食するサスペンスに突入。日常と非日常の境目が崩壊し、緊迫感が画面を支配する。

 物語は、ビルの清掃会社でアルバイトとして働く岡田(濱田岳)と同僚・安藤(ムロツヨシ)のモラトリアムな日々と、のちに岡田の恋人となるユカ(佐津川愛美)をつけ狙う連続殺人犯・森田正一(森田)の凶行が同時進行で描かれる。劇中カットでは岡田&安藤が友情をわかちあう様子と、岡田&ユカのキスシーンをとらえている。ありふれた日常が、物語後半にまん延する狂気をより際立たせる。

 「ヒメアノ〜ル」は、「麦子さんと」「銀の匙 Silver Spoon」の吉田恵輔監督がメガホンをとった。5月28日から全国で公開。