「遊星からの物体X」の一場面 写真提供:アマナイメージズ

写真拡大

 クエンティン・タランティーノ監督が、最新作「ヘイトフル・エイト」で影響を受けた、もしくは共通点のある映画5本を仏プルミエール誌のインタビューで明かした。

 タランティーノ監督が演出やトーンの上で最も近い作品として挙げたのは、ジョン・カーペンター監督作「遊星からの物体X」。カート・ラッセル、音楽のエンニオ・モリコーネ、雪といったあからさまな共通点はもちろんだが、登場人物同士がお互いを信用できないにもかかわらず、そこから逃れられない状況にあるという点で、どちらも「パラノイアに関する考察」だと指摘する。ちなみに、自身の監督作のなかでは、「レザボア・ドッグス」のほうがより「遊星からの物体X」の影響を受けているのだという。

 5作品は以下の通り。

▽「遊星からの物体X」(1982/ジョン・カーペンター監督)
▽「ワイルドバンチ」(1969/サム・ペキンパー監督)
▽「オリエント急行殺人事件」(1974/シドニー・ルメット監督)
▽「太陽の中の対決」(1967/マーティン・リット監督)
▽「カーツーム」(1966/ベイジル・ディアデン監督)

 「ヘイトフル・エイト」は、ワイオミング州を舞台に、クセもの8人が繰り広げる“密室”ミステリー。吹雪によって足止めを食らった8人の男女が居合わせた雪山のロッジで、密室殺人が発生する。疑心暗鬼に陥った8人は、探りを入れるため他愛のない会話を交わすが、それぞれの素性が明らかになるにつれ、偶然集まったはずの8人は過去につながりがあったことが発覚する。

 キャストには、サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ウォルトン・ゴギンズ、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーン、デミアン・ビチル、紅一点のジェニファー・ジェイソン・リーという実力派がそろう。2月27日から全国で公開。