【ワシントン=島田峰隆】米政府は、沖縄に1972年の日本本土復帰まで核兵器を配備していた事実を示した機密文書を解禁しました。米政府文書の調査や研究を行う組織「ナショナル・セキュリティー・アーカイブ」(NSA)が19日、明らかにしました。同組織は、沖縄に配備されていた核兵器の写真を公表しました。

 NSAが紹介した写真は合計3枚です。写真につけられた米空軍の説明によると、このうち2枚は62年10月に嘉手納基地で行われた武器装着の技量を試す競技会で撮影されました。「マーク7」「マーク28」と呼ばれる核爆弾と、航空機に装着したり準備したりする米兵の姿が写っています。

 もう1枚は62年4月に沖縄で撮影されたもので、核巡航ミサイル「メースB」と作業中の米兵が写っています。

 これらの写真は90年に空軍が公開していました。しかし写っている爆弾が核兵器と認識されないままになっていたとみられます。日本への返還前の沖縄に多数の核兵器が配備されていたことは、これまでも指摘されてきました。