学生の窓口編集部

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2月13日放送、「池上彰のニュースそうだったのか!!」(テレビ朝日)は、知ってるようで知らない、奥深い日本語の世界。国名は、ニッポンなのだろうかニホンなのだろうかと疑問に思う人もいると思うが、実はどちらでもいいのが正解。

「爆笑しすぎ」は、みんなで一緒に笑うことを言う。ひとりで笑うことは爆笑とは言わず、大笑いという。「煮詰まって」は会議などで使うと間違い。なかなか話が進まないのは、「行き詰まる」という。「役不足」は割り当てられた役に不満を抱くこと。新人が抜擢された後に謙遜で使うのは間違い。

「割愛する」を不必要な物を切り捨てるという意味で使うのは間違い。割愛は、無駄な所をカットするのではなく、必要な物を泣く泣くカットする、思い切って手放すことを言う。「確信犯」は本来の意味は、「悪いことだとわかっていながら行われた行為」をいう。

「他人事」という言葉は、「タニンゴト」ではなく「ヒトゴト」と呼ぶ言葉。だがタニンゴトと読んでも良い辞書も徐々に出始めているという。他、外来語についても解説された。「コンプライアンス」は「法令 遵守」、「マーケティング」は「市場戦略」、「インサイダー」は「内部関係者」という意味であるという。「アイデンティティ」は「独自性」や「自己認識」という言葉であるが、日本語でニュアンスがないため、そのまま定着したという。

若者に通じない言葉もある。「えもんかけ」「ズック」「アベック」などという言葉は、知らない若者も多い。また「立ち上げる」という言葉は、パソコンが使われるようになって新しく生まれた言葉である。

最近は若者言葉も進化が激しい。たとえば「フロリダ」という言葉がある。アメリカのフロリダ州ではなく、ラインやツイッターなどを「風呂にはいるから離脱する」という意味。「とりま」は「とりあえず、まあ」の意味でツイッターなどでも多く使われる。「イチキタ」は一時帰宅の略。イチキタしてから集合!などと使う。「ウーロン茶」は、うざいロン毛の茶髪男子の意味。