不倫騒動の渦中にあるベッキー(写真は2014年撮影)
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 タレントのベッキーと人気バンド・ゲスの極み乙女。の川谷絵音の不倫騒動について、英ガーディアン紙(電子版)が8日付で「日本の芸能界にはびこる性差別」と報じたことを受け、日本では賛否両論が巻き起こっている。

 同紙は、騒動発覚後、ベッキーは出演していた番組やCMの降板を余儀なくされたが、ベッキーと比べて川谷の音楽活動には影響が出ていないと指摘。さらに、昨年9月に異性との交際を禁じた契約を破ったとして、アイドルグループのメンバーだった17歳の少女に賠償命令が下されたことや、2013年にお泊り愛を報じられたAKB48の峯岸みなみが頭を丸刈りにし謝罪した騒動についても触れ、「プライベートも事務所の所有物となる」日本の芸能界の現状を報じた。

 これに対し日本のネット上では「その通りでしょ。男の方がのうのうと活動してるのは不快だし平等じゃない」「(日本は)男性に比べると女性の不貞には本当に厳しいと思う」と賛同する声がある一方、「不平等というのは誰もが納得するところだが、性差別とは違う問題じゃない?」「単純にベッキーの方が知名度も影響力もある上に、世間の好感度に直結する仕事ばっかりだからじゃないの?」と否定する意見もある。

 Yahoo!ニュースが行っている「ベッキー騒動、性差別を感じる?」という意識調査(実施期間:2016年2月10日〜20日)では、12日12時過ぎの時点で「感じる」が37.8%(21,686票)、「感じない」が56.0%(32,127票)、「わからない/どちらとも言えない」が6.2%(3,561票)との結果になっている。(編集部・中山雄一朗)