マーティン・フリーマンからのコメントも到着 (C)Feelgood Films 2014 Ltd.

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 「ホビット」シリーズや英人気ドラマ「SHERLOCK シャーロック」で知られるマーティン・フリーマンが主演した映画「アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち」の予告編が、このほど公開された。ナチスが犯したホロコースト(大量虐殺)という罪を世界に知らしめるため、2人の男が命がけで奮闘する様子を切り取っている。

 1961年に起きた実話がモチーフの今作は、ナチス親衛隊の元将校を断罪する世紀の裁判と、歴史的瞬間をテレビ中継する男たちの姿を描く。フリーマンが裁判中継に執念を燃やすテレビプロデューサー役を演じ、「オータム・イン・ニューヨーク」「ギター弾きの恋」のアンソニー・ラパリアが撮影監督役に扮した。「アンコール!!」のポール・アンドリュー・ウィリアムズがメガホンをとっている。

 61年、イスラエルである男の裁判が開かれようとしていた。被告は、ナチス親衛隊の元将校アドルフ・アイヒマン。ホロコーストの中心人物だったアイヒマンを召喚することは、ユダヤ人虐殺の実態を明らかにするまたとないチャンスだった。プロデューサーのミルトン・フルックマン(フリーマン)とドキュメンタリー監督のレオ・フルヴィッツ(ラパリア)は、その模様を世界に向けテレビ中継しようと決意。史上初のプロジェクトには困難が山積したが、ついに開廷の時を迎える。

 予告では、裁判に出席するアイヒマンの表情や仕草が、実際の映像を交え映し出されている。さらにフルックマンたちが、ナチス残党の脅迫にも屈せず全力を尽くす姿をとらえた。アウシュビッツ強制収容所が解放されて70年が経過した今、テレビマンの視線を通してナチスの大罪を問う。

 また、主演を務めたフリーマンは「世の中はいつだって偏見がある。身の毛のよだつような事件が次から次へと起こるものだ。もし我々がそういう過去を忘れてしまえば、また我々は同じ事を繰り返すかもしれない」としたうえで、「忘れずにいること、記憶しておくことはとても重要だ」とコメントを寄せている。そして、今作の意味を「物事が間違った方向に向かうときはどうなるのか、生き残ったもの、そして犠牲者の尊厳についてなど、(この作品は)多くのことを教えてくれるんだ」と語っている。

 「アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち」は、4月23日から東京・YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラスト有楽町ほか全国で公開。