フランシスコ法王の映画デビューは実現せず 写真:ANSA/アフロ

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 ローマ教皇フランシスコが本人役で長編映画デビューするという報道が2月1日(現地時間)、米英をはじめとした海外メディアでなされたが、バチカンのローマ法王庁はこれを否定した。

 伊ローマに拠点を置くAMBIピクチャーズが手がける「Beyond The Sun(原題)」は、新約聖書のいくつかの福音書を下敷きにしたファミリーアドベンチャー。様々な文化圏で育った子どもたちが、自分たちをとりまく世界でイエス・キリストを探す途中、キリスト教の使徒を見習っていく内容だという。

 スタジオの共同創業者のひとり、アンドレア・レルボリーノは、「フランシス教皇聖下がこの映画に参加してくださり、私たちの興奮と感謝の気持ちは言葉では言い表せません」と声明を発表。米ハリウッド・レポーター誌などでは、フランシスコ教皇が製作サイドに子どもたちがキリストの教えを伝える映画をつくってほしいと依頼したことから出演決定に至ったとし、ローマ教皇が俳優として映画出演するのは史上初と報じていた。

 しかし数時間後、バチカンの広報担当者が「教皇は俳優ではない」という声明を出し、映画出演に関する報道を否定したとロイターが報じた。

 本作の撮影は2016年上旬にイタリアで行われ、収益は全額、フランシスコ教皇の母国アルゼンチンにある、若年層を支援する2つの慈善団体に寄付されるとされている。AMBIは今後、クリストファー・ノーラン監督の「メメント」のリメイク企画や、自動車メーカー、ランボルギーニの創設者フェルッチオ・ランボルギーニ の伝記映画などを製作する予定だ。