Oficee2016 のフォント変更でExcelの表示行が減る? 以前のOfficeフォントに戻す方法

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Office 2016で、既定のフォントが「游フォント」に変更された。
この影響で、見た目の変化に戸惑うユーザーもいるようだ。

しかし、見た目だけはなく、Excel 2016では、一度に表示できる行数が少なくなるという問題も起きている。

そこで、本記事では、Word 2016とExcel 2016について、既定のフォントを旧バージョンと同じにする設定を説明する。

●Office 2016でデフォルトになった游フォント
前バージョンからそれほど大きい変化は見られないOffice 2016だが、細かい部分では変更されたところが多い。

特に、既定のフォントが変更されたことは、多くのユーザーに影響を与えているようだ。

既定のフォントとは、新規文書や新規ブックに入力した文字に対して自動的に設定されるフォントのことだ。確認したところ、次のような変更が行われている。

<Word 2016>
MS明朝/Century → 游明朝

<Excel 2016>
MS Pゴシック → 游ゴシック

<PowerPoint 2016>
MS Pゴシック → 游ゴシック

<Outlook 2016> ※HTMLメールの本文フォント
MSゴシック → 游ゴシック


「游明朝」や「游ゴシック」などの游フォントは、Windows 8.1/10で採用され、Mac版のOffice 2016でもデフォルトとして利用されている。
クラウド時代になったことで、さまざまな環境からクラウド上の1つのファイルにアクセスするようになった。

こうした環境の変化によって、既定のフォントが異なると、文書や表のレイアウトが崩れるなどの問題が発生し、はなはだ都合が悪い。
そこで、今回、游フォントで統一しようという考えなのだろう。

ただし、これまでのMS明朝やMSゴシックに慣れていると、新しいフォントになかなかなじめないユーザーも多い。
また、Excel 2016の既定フォントである「游ゴシック」は、同じサイズの「MS Pゴシック」よりも文字周囲の余白が広くデザインされている。
このため、画面に表示される行数が少なくなるという現象も起きているのである。

できるだけ多くの行数を表示したいユーザーにとっては、これは思わぬ副作用といえるだろう。

そこで、以下では、既定のフォント変更の影響が特に大きいと思われるWord 2016とExcel 2016について、既定のフォントを以前のフォントに戻す設定を紹介しよう。

●Word 2016の既定フォントをMS明朝にする

[ホーム]タブの[フォント]グループ右下のボタンをクリックする。



[フォント]ダイアログボックスが表示されたら、[フォント]タブの[日本語用のフォント]で「MS明朝」、[英数字用のフォント]で「Century」を選択して[既定に設定]ボタンをクリックする。



[Normal.dotmテンプレートを使用したすべての文書]を指定して[OK]ボタンをクリックする。


●Excel 2016の既定フォントをMS Pゴシックにする

Excel 2016では11ptの「游ゴシック」が既定のフォントとなっている。游ゴシックでは、文字周囲の余白が広くデザインされているため、画面に表示される行数が以前より減っている。



[ファイル]タブの[オプション]を選択して[Excelのオプション]ダイアログボックスを表示したら、[基本設定]の[次を既定フォントとして使用]で「MS Pゴシック」を指定して[OK]ボタンをクリックする。



再起動のメッセージが表示されたら[OK]ボタンをクリックし、Excelを再起動する。



既定のフォントが「MS Pゴシック」に変更されて、一度に表示される行数も増える。



井上健語(フリーランスライター)