自宅の監視カメラは覗かれている? 便利なIP監視カメラがハッキングされて見られてしまう理由と対策

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現在の日本は、店舗や道など、街のあちらこちら、どこにでも監視カメラが存在している。
・犯罪の抑止
・事故や事件が起こってしまった場合の証拠
など、市民生活の安全を確保する機能として、とても有力な役割をはたしている。

しかし、その監視カメラの映像が、誰にでも見られてしまったら?
逆に、安全を大きく脅かす存在になってしまう。

それがまさに現実として「見られてしまう」事態が発生しているのだ。

●便利なIP監視カメラの落とし穴
ここ数年で飛躍的に普及した監視カメラに、IP監視カメラシステムというものがある。
これは、インターネットを経由することで、いつでもどこでも監視カメラの映像をチェックできるというものだ。
また、複雑な配線が必要ないため、自宅でも事故防止や防犯用途で監視カメラを導入する人も増えている。
これにより、管理者(監視者)は、
・いつでも監視カメラの映像を確認できる
・テープなど記録媒体や装置の必要が無い
・屋外などにいても手軽にチェックできる
・外出中でも自宅の子どもやペットの様子を確認できる

というメリットがある。
監視カメラの映像は、管理者だけが知っているログインIDとパスワードで保護されている。
基本的には、管理者以外の他人には見ることができない。
だからこそ、手軽でセキュリティが強固な監視カメラは人気があるのだ。

しかし、このログインIDとパスワードに対する安心と信頼を過信すると大変なことになるのだ。

●海外のサイトで監視カメラの映像を除かれてしまう
監視カメラのIDやパスワードを初期設定のままで利用していると、IP監視カメラの映像を覗かれる(見られてしまう)海外サイトが存在するのだ。

これは、
・IP監視カメラシステムを探しだす
・初期設定のログインIDとパスワードを入力してしまう

という手口により、監視カメラに侵入して映像を公開してしまっているのだ。

さらに、監視カメラの設置してある大まかな位置情報も表示してしまうため、個人のプライバシーもあったものではない。
大変危険な状態となっている。

この手口は、日本にとどまらず、全世界のIP監視カメラを表示できてしまう。

●対策はログインIDやパスワードを変えること
倉庫や駐車場、会社などの監視カメラを部外者に見られないようにする方法はそれほど難しくない。
それは、
ログインIDやパスワードを変更する
ことだ。
また、特定の機器以外からは監視カメラをチェックできないように設定するのも望ましい。

それにより、海外サイトの初期設定を狙ったIDやパスワードのハッキングを防ぐことができる。

もしも、自宅や会社などで監視カメラを導入しているのであれば、
・IP監視カメラシステムなのか
・IDやパスワードは変更済みか

上記は、必ずチェックしておくべきだろう。

今、使用している監視カメラの映像が、全世界で見られまくってしまう事態は、避けたいものだ。
布施 繁樹