「抱く{HUG}ハグ」海南友子監督 (C)Horizon Features

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 「いわさきちひろ 27歳の旅立ち」の海南友子監督による、3・11後の出産をめぐるドキュメンタリー「抱く{HUG}ハグ」が、3月に劇場公開されることが決定した。

 これまで一貫して環境問題や逆境に生きる人々に焦点を置いたドキュメンタリーを発表してきた海南監督は、福島第一原発の稼働日に生まれ、3・11直後、自分もフクシマに支えられてきたことを自覚し、自責の念から本作制作を決意。原発4キロ地点まで肉薄し取材を進めていた矢先に、自身の妊娠がわかった。

 不妊治療を経て、妊娠を諦めていたところの発覚で、福島で出会った母親たちと同じように、水を飲んだり大きく息を吸うたびに胎児への影響を考えて不安になった。取材を続けるべきか苦悩しながら、監督は自身にもカメラを向け、震災から5年たった今年公開の運びとなった。

 2月5日に東京、10日に大阪で申し込み不要の無料上映&トークイベントを開催予定。東京・アーツ千代田で開催の「第3回3.11映画祭」でも3月12日に上映される。詳細は公式HP(www.kanatomoko.jp/hug)で告知。

 「抱く{HUG}ハグ」は3月から京都シネマ、横浜シネマ・ジャック&ベティ、大阪第七藝術劇場ほか順次公開。