コボスタ宮城の室内練習場で新人合同自主トレをスタートさせたオコエ瑠偉【写真:高橋昌江】

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楽天の新人合同自主トレがスタートも…平沢に「しっかり練習しろよ」!?

 楽天の新人合同自主トレが11日、コボスタ宮城の室内練習場でスタートし、ドラフト1位のオコエ瑠偉外野手ら9選手がキャッチボールやノック、打撃練習などで汗を流した。この日はスタッフ会議があったため、午前中の練習は梨田昌孝監督ら1、2軍の首脳陣が視察する中で行われた。

 午前中に技術練習、午後からトレーニングが行われた初日を終え、オコエは「まだまだ、これからメニューが辛くなってくると思う。(今日は)怪我なくできてよかった」と話した。プロとしての自覚も十分。「楽しかったですけど、プロという職業なので、チームのために貢献したいと思って練習させていただきました」と、楽天での初練習を振り返った。

 ライバルへの対抗心も見せた。U−18日本代表でチームメートだった平沢大河内野手が入団したロッテは「1」並びの11時11分11秒から新人合同自主トレを開始。オコエは午前中の練習後、テレビやスポーツ紙上で対談もしてきた平沢がその時刻を示す時計を持ち、写真撮影に応じていた様子を報道で見たという。

「平沢が時計を持って、笑顔でカメラにパシャパシャされていたので、『しっかり練習しろよ』と思った。自分は練習していたので。11時11分? あまり気にしていなかったです」

梨田監督はオコエのキャンプ1軍スタート明言、「アピールするだけ」

 入寮前日の8日に自動車学校の卒業検定に合格した平沢を引き合いに「自分は12月に(免許を)取れた。先に取っているので勝っている。何でもかんでも勝負の世界なので、負けたくない」。こんなところにも負けん気をのぞかせる。

 視察した梨田監督は「オコエの体がひとまわり大きくなった。練習して大きくなったと思う」と入団会見からの成長を実感した様子。高校野球引退後、相次ぐ取材対応などをこなしながらも練習に励んできたドラ1は「体重は(高校の現役時)88キロだったのが、今は94キロ。50mは6秒2だったのが、6秒1と速くなっているのでコンディションはいい」と納得顔だった。

 昨秋のドラフト後、春季キャンプの1軍スタートを“内定”させていた梨田監督は、改めて「オコエは1軍。守備は通用すると言ってきた」と明言。それを受け、本人も「1軍のキャンプに入れれば、アピールするだけ。開幕1軍を目標にがむしゃらにやりたい」と力を込めた。

高橋昌江●文 text by Masae Takahashi