断食芸人とは何者なのか? (C)2015「断食芸人」製作委員会

写真拡大

 足立正生監督がフランツ・カフカの短編小説の映像化に挑んだ「断食芸人」の予告編が、公開された。

 “アングラの旗手”として知られる足立監督が脚本を兼ね、「テロリスト 幽閉者」以来約9年ぶり撮りあげた奇想天外な世界。長い時間のなかで人類の愚かさ、悲しみ、絶望を見つめてきた男が「断食芸人」となり、人々の見世物となっていく。

 「貴様ら、それでも日本人か。恥を知れ!」と目を見開く軍人。軍人の頭を銃弾で打ち抜く青年。衝撃的な場面から始まる予告編では、寂れた商店街に突然現れた断食芸人(山本浩司)と加熱していく混乱をコミカルかつシュールに映し出す。断食芸人は何かを訴えるためにハンストをしているのか。はたまた救世主なのか。奇想天外な足立ワールドが幕を開ける。

 スチール撮影を担当した写真家で現代美術家の荒木経惟氏は、「ここんとこ日本の映画は家族ものでぶったるんでるからここらいっぱつ血煙をあげてくれないとね。そうとうおもしろいね、この映画。」とコメントを寄せている。

 また、1月27日〜2月7日にオランダで開催される、第45回ロッテルダム国際映画祭のディープフォーカス部門に正式出品されることが決定した。さらに、足立監督の特集上映が組まれ、「椀」(1961)、「銀河系」(67)、「性遊戯」(69)、「女学生ゲリラ」(69)、「略称連続射殺魔」(69)、「赤軍PFLP・世界戦争宣言」(71)の6作品が紹介される。

 「断食芸人」は、2月27日から全国で公開。