台湾マックの“コスプレ接客”で軍服  国防部が抗議  「規定に反する」

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(台北 3日 中央社)国防部(国防省)は2日、台南市内にあるマクドナルドの店舗で先月31日、店員が軍服を着用して商品を販売したとして、同社に対し厳重に抗議し、法的手続きを取る考えを示した。国軍のイメージを傷つける恐れがあるとしている。

台湾マクドナルドでは近年、大晦日に店員が趣向を凝らした衣装を着用して接客をするのが習慣となり、国内外から注目を集めていた。

国防部では、現役軍人でない人が軍服を着用する際は同部の許可が必要とする陸海空軍服制条例に違反するとしており、公務員制服などの不正利用を禁じる中華民国刑法によれば、最高1万5000台湾元(約5万4900円)の罰金が科される恐れがある。

国防部は、企業や市民に対して規定を守り、国軍のイメージと名誉を維持するよう求めている。

(呂欣ケイ/編集:齊藤啓介)