写真は河西智美のCD今さらさらより

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 元AKB48で歌手の河西智美が27日、TOKYO FM HALLで行われた『1ami9LIVE! ♯003』に出演した。

 ソロデビューしてからの心境を「前はソロではアイドルと区別したい、アイドルは卒業したっていうのを出したい時期がどうしてもあったけど、今は落ち着いてきた」と話し、その後続けて「自身のライバルはAKB48の時の自分。今は大きな看板が外れたけれど、元AKBの河西智美に勝ちたい」と宣言。この発言に、批判が相次いでいる。

かつては”保証”で悠々自適だった河西

 河西は2006年に『第二期AKB48追加メンバーオーディション』に合格。ぶりっ子キャラとして当時の主要メンバーであった前田敦子、大島優子、篠田麻里子らと共に活躍。2009年に行われた総選挙では10位に入り、メディア選抜を果たすなどグループ内では高い人気を獲得していた。しかし2013年、突然の卒業発表。ファンも驚きを隠せなかったのだが、ソロデビューも決定していたため、卒業後の活躍は保証されているものかと思われていた。

 しかし、卒業後は目立った活動ができていない。こうした背景もあり、河西の発言にネットでは、「もう世間は河西智美のことを忘れかけてるのにイタイ発言」、「もっと、テレビに出れるようになってから言いなよ。言葉だけカッコつけても、嘲笑されるだけ」、「AKB時代総選挙で1位になったことないのに、自分がライバルって。恥ずかしい」など、酷評の声が上がっている。

消えることなきネガティブイメージ

 巻き返しを模索しているであろう河西だが、メディアへの露出も期待できない状況なのだとか。テレビ局関係者がいう。

「河西は過去にバラエティ『いきなり!黄金伝説』の人気企画、<1か月1万円生活>に挑んだのですが、節約生活5日目になると自宅に荷物を取りに帰ったまま戻って来なくなる、という前代未聞の騒動を起こしています。以来、彼女はバラエティとは疎遠になっています。いわゆるドタキャンがご法度なのはもちろん、その後本人からの謝罪も無く、番組プロデューサー含めテレ朝は彼女に怒り心頭。視聴者への印象も悪く、他局も起用に二の足を踏んでいるのが現状です」

 イベントの最後では、「自分でアーティストとか言うのではなく、周りが歌を聴いてどう思うかでいいのかなって、やっと思えるようになった」と、アーティストとして発言した河西。

 昨年発売した4枚目のシングル『今さらさら』の売り上げは累計8,240枚で、ファーストシングル『まさか』(2012年12月26日発売)の4万枚から大幅ダウンしている。今年に至ってはシングルのリリースはなく、アーティストとしては寂しい1年だった。今後、アーティストとして?AKB48の時の自分?に勝つことはできるのだろうか。

(取材・文/北川愛)