毎年アイルランドを訪れるというふかわりょう

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 第68回カンヌ映画祭ある視点部門グランプリを受賞したアイスランド、デンマーク合作映画「ひつじ村の兄弟」が12日19日公開初日を迎え、ふかわりょうが都内劇場でトークを行った。

 アイスランドを毎年訪れるほど、同国に深い愛着を抱いているというふかわ。ふかわにとって「終着駅のような感じ」の場所だそうで、「空港に着いて外に出て、今まで味わったことのないような風が体にぶつかってきた」と初訪問時を振り返る。草木の緑だけではなく、間欠泉やむき出しのプレートなど「地球の呼吸を感じる場所がたくさんある」のが同地の魅力のひとつだと話す。

 アイスランド訪問3年目から羊の存在にひかれ始め、今では「東京の日常を支えるのがいつかアイスランドに行って羊飼いになりたいという夢」というほどの入れ込みようだ。羊をめぐる騒動を描いた本作については「単なる映画としてでなく、自分と置換えて見るようになった」と感想を語った。また、この日は羊肉ファンの団体「羊齧協会」のマトン太郎が司会を務めたが、ふかわは「僕にとって(羊は)食べる対象ではない。まさかマトンさんとトークするとは」とつぶやき、会場の笑いを誘っていた。

 映画は新鋭グリームル・ハゥコーナルソン監督の長編2作目。アイスランド辺境のとある村を舞台に、40年間不仲の老兄弟と羊の絆と愛をヒューマニズムとユーモアを交えた独特の切り口で描く人間ドラマ。