mmbiは、スマートフォン向け放送サービス「NOTTV」(パックコース、シングルコース)を、2016年6月30日をもって終了する。また、ジャパン・モバイルキャスティングが提供する「モバキャス」サービスもあわせて終了する。サービス開始から4年3カ月での終了となる。

 現在、地上波は帯域が足りないため4K・8K放送が出来ないが、同サービス終了によりV-Highである地上デジタル放送の帯域が空くことになり、地上波4K・8K放送の可能性が浮上、この空き帯域の活用について今後議論となりそうだ。

 NOTTVサービスは、日本初のスマートフォン向け放送サービスとして12年4月に開局し、スマートフォンやタブレットの利用客に、いつでもどこでも楽しめるリッチな映像コンテンツなどを提供してきた。しかし、昨今のスマートフォン向けのインターネットによる映像配信の普及などにより、当初想定していた会員数の獲得に至らず、今後の事業継続が困難な見込みであることからサービスを終了することとした。NOTTV以外の放送事業者シングルコースも来年6月末で終了。これに伴い、新規申込み受付を終了する。

 なお、「現在NOTTVサービスの利用者については、dTVなどNTTドコモのサービスをお得に利用できるように各種施策を準備中」としている。詳細は別途、オフィシャルサイトなどで案内する。

 契約件数は9月末時154万4142件で、この上期(4〜9月)で20万9709件減少するなどしていた。今年4月1日から新たにBS・CS6チャンネルがスタートし新商品「NOTTVパック」を展開、契約増に弾みがつくことが期待されたが、予想に反して厳しい結果となった。mmbiの15年3月期損失は500億円で、累積損失は1000億円にのぼり、厳しい財政状況にある。(文化通信)