「太陽」の一場面 (C)2015「太陽」製作委員会

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 読売演劇大賞ほか多くの演劇賞に輝く劇作家・前川知大率いる「劇団イキウメ」の舞台を神木隆之介と門脇麦のダブル主演で映画化する「太陽」が、2016年4月23日に公開することが決定した。メガホンをとるのは、「SR サイタマノラッパー」シリーズ、「ジョーカー・ゲーム」などを手がけた入江悠監督だ。

 紫外線に弱いため夜しか生きられない新人類と太陽の下で暮らす貧しい旧人類の対立と融和を通して、生きるのことの意味を問う。舞台は、バイオテロにより人口が激減した21世紀初頭。人類は、ウイルスに感染したものの抗体をもっていたため生き残った新人類「ノクス」と、ウイルスに感染せずに生き残った旧人類「キュリオ」に二分され、若く健康な肉体と高い知能を維持する「ノクス」は「キュリオ」を厳しく管理している。そんなある日、ノクスの駐在員をキュリオの男が殺害する事件が発生。これによりキュリオは経済封鎖を受け、さらに貧しい生活を強いられる。

 キャストは、ノクス社会への憧れを抱くキュリオの若者・奥寺鉄彦役の神木と鉄彦の幼なじみでノクスへの反感を糧に村を復興しようとする生田結役の門脇をはじめ、古川雄輝、綾田俊樹、水田航生、高橋和也、森口瑤子、村上淳ら多彩な顔ぶれがそろう。

 このほど初公開された場面写真は、肌は茶色く汚れ、ぼろぼろの衣服をまとった鉄彦と結が、過酷な状況下でたくましく生きるさまを切り取っている。さらに、工具を手に地面に座り込む鉄彦が、清潔な衣服に身をつつみ椅子に座って読書するノクスの青年(古川)と会話する場面など、圧倒的な格差を垣間を見ることができる。

 「太陽」は、2016年4月23日から東京・角川シネマ新宿ほか全国で公開。なお本作の公開に先立ち、前川が舞台版と映画版の世界観を再構築した小説版「太陽」が、16年2月にKADOKAWAから発売されることが決定している。