「偉大なるマルグリット」の一場面 (C)2015 - FIDELITE FILMS - FRANCE 3 CINEMA -
SIRENA FILM - SCOPE PICTURES - JOUROR CINEMA -
CN5 PRODUCTIONS - GABRIEL INC.

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 伝説のソプラノ歌手フローレンス・フォスター・ジェンキンスをモデルに、音痴な歌姫の数奇な運命を描いた「偉大なるマルグリット」の予告編が公開された。

 グザビエ・ジャノリ監督がメガホンをとり、本国フランスで観客動員100万人を突破したヒューマンドラマ。1920年、新聞記者のボーモンは、パリ郊外で開かれたサロン音楽会で絶望的に音痴なマルグリット夫人と出会う。マルグリットは儀礼的な貴族たちの偽りの拍手、ボーモンが執筆した絶賛評を真に受け、リサイタルを開くことを決意する。

 音程がずれていることに気が付かず、オペラ楽曲「夜の女王のアリア」を熱唱するマルグリット。本格的に音楽を習い、リサイタルへと動き出したマルグリットに対し、夫をはじめとした周囲の人間は真実を告げることができない。予告編では、人々の前で歌う喜びに目覚め、周囲の嘲笑を知らず音楽への一方通行な思いを高ぶらせていくマルグリットのピュアな情熱をとらえた。

 主演女優カトリーヌ・フロは、マルグリットを「音楽にとても情熱を持っていますが、実は音楽は彼女の心の隙間を埋める為の手段であって、本当はただ夫に自分を見て欲しがっているのでは」と分析。そして「とても純真で無邪気な女性なんです。でも彼女の周りの人たちは常に自分自身の嘘と向き合うことになる。それが、キャラクターと物語に計りしれない深みを与えたと思います」と語っている。ジャノリ監督も「マルグリットが歌う姿に、自分は自分なんだ、という開放感のある叫びを感じてもらえれば」とコメントを寄せている。

 「偉大なるマルグリット」は、2016年2月から全国で公開。