2015年クラフトビール納め!今飲むべき厳選クラフトビール14選!

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2015年にグルメ界を賑わせたものの一つとして「クラフトビール」を挙げた時に、反対する人はいないだろう!
世界中の多種多様な味わいを、国内にいながら愉しめる今の時代に、あらためて感謝したい気持ちでいっぱいだ。

今回は、創業22年、国内のみならず世界のビール約300種以上を取り扱うビール専門店『BEER HOUSE KEN』のオーナー大室建一氏に監修いただき、世界中の愛飲家を魅了するクラフトビールの世界を紐解いた。
いま、呑むべき14本の個性豊かなクラフトビールを一挙ご紹介!!

2013年夏、日本に上陸世界が唸った革新のテイスト「BLUE MOON」

アメリカ

1995年彗星のごとく現れ、今や全米No.1の名を欲しいままにする、ブルームーン。ビアアーティストのキース・ヴィラが「古典的なベルジャンホワイトを誰もが楽しめるように」と最高級バレンシアオレンジのピールをブレンドした。

旨味のなかに、爽やかな甘味がわずかに見え隠れ。ある試飲会に参加した人が「Once in a blue moon!(めったにないウマさ)」と叫んだのが、名の由来だ。

清涼感たっぷりの味わいはワインやカクテル派の女性の支持を得て、アメリカのオーガニック系スーパー『Whole Foods Market』ではセレブリティの愛飲家たちがこぞって購入。呑む際は、グラスにオレンジガーニッシュを添えるのをお忘れなく。

日本人に衝撃を与えた!? 英国御用達ビール「BASS PALE ALE」

イギリス

このビールは、今回の監修者・大室建一氏がおよそ20年前、世界300ものビールを扱う『BEER HOUSE KEN』のオーナーとなるきっかけのひとつにもなった。

「海外のビールの美味しさに驚いた」と言わしめたのは、イギリス生まれの上面発酵ビールのペールエール。明治維新とともに日本にやって来た、日本との関係も古いビールだ。大室氏同様、当時の人々はその美味しさに衝撃を受けたのかもしれない。

イギリスのホップのキャラクターが前面に押し出された、刈り草やダージリン・ティーのような香りが特徴的。褐色がかった色味が物語るように、口中では熟したりんごのようなフルーティさが広がる。
冷やし過ぎずにゆっくりと、食事とではなく単体で、香りを存分に楽しんでほしい。

元祖ピルスナーのスッと消える苦みにヤミツキ「Pilsner Urquell」

チェコ

菌の世界を描いた名作漫画『もやしもん』で「ピルスナーの王」と謳われ、一躍人気に火がついた。「ウルケル」は「元祖」「原型」の意。そう、私たち日本人が最も多く口にするピルスナータイプの本家本元であり、原型となったビールなのだ。

誕生は、1842年のチェコ。それまでのものに比べ、香りは高いがアルコール度数は低く、色味は透明感があり、黄金色に輝く。その姿は、当時非常に画期的だった。

人々を魅了したのは、瑞々しいホップと、トーストを思わせるモルトの香り。そして純白でキメ細かい泡を見れば、ゴクリと喉が鳴るにちがいない。口に含むと、喉越しは軽やかで、最初の1杯に持ってこいだが、食中酒としても最適!ときと場所を選ばずおいしく呑めるマルチなところも魅力的♪

続いては、日本、ベルギー、ドイツの逸品クラフトビールをご紹介!

日本クラフトビール界を牽引!世界が認めるジャパンメイド「COEDO」

日本

国産のクラフトビールは、なかなか手に入りにくいのが実情。そんな中、百貨店や酒販店などの流通にも乗る、ありがたい1本。買いやすくなると、価値が落ちると思われがちだが、『COEDO』にいたっては畏敬の念を抱く。

2011年、欧州での品評会ヨーロピアンビアスターにおいて日本のメーカーで唯一金賞を受賞。世界に認められたジャパンクラフトでもあるからだ。
写真右の『伽羅』は2012年5月、1年半をかけてリニューアル完了。トップノートで、発酵、麦はもちろん、白ぶどうやスパイシーな柑橘系のホップがより香る1本に生まれ変わった。
一方ピルスナータイプの『瑠璃』は、我々日本人がイメージするビールの味わいを体現。

マイクロブルワリーだからこそできた、美しいまでのスタンダードを味わってもらいたい。

誰もが虜になるフルーティなホワイトビール「Hoegarden White」

ベルギー

世界で最も愛されるホワイトビール『ヒューガルデン』。コリアンダーとオレンジピールの爽やかな味わいは、国を問わず好まれ、パリのカフェでも、ニューヨークのバーでも、日本のビストロでも場所を選ばず置かれているほどだ。

その歴史は古く、15世紀にヒューガルデン村でスパイスを用いて造られたのがはじまりといわれている。しかし20世紀には35軒もあった村の醸造所がひとつもなくなってしまうという事態に。

「あの頃のビールが懐かしい」と嘆く村人たちの声を聴いたピエール・エリス氏が、1965年、ホワイトビールの再現に成功し、何度か造り方を変えながら今に伝えられる。
オススメの飲み時は、お風呂上りやスポーツ後など、カラダが火照った時にググッと飲むと、柑橘の香りが体をすっとクールダウンさせてくれ、気分爽快!

最後の一滴まで注ぎ酵母の旨みをたっぷり味わう「Erdinger Weißbier "HEFE"」

ドイツ

「爽やかな酸味が、アペリティフとしても◎」と大室氏。世界を代表する小麦ビールであり、ドイツで最も売れている1本だ。

「ヘーフェ」とはドイツ語で酵母を意味し、その名の通りビールは濾過されず、瓶には良質の酵母がそのまま入っている。この酵母こそがヴァイスビアのウマさ。しっかり味わうため、注ぎ方を知っておこう。

まず半分ほどグラスに滑らせるように注ぎ、次に瓶に残ったビールを左右に振って底に残った酵母を注ぎ足す。最後の1滴にも酵母が含まれているのでしっかり注ぎきることが大切だ。

瓶内熟成させたその味わいは、高いアロマと小麦、モルトのまろやかさのバランスがよく、ビール初心者にも上級者にもおすすめ。また、ビアフェスティバルでは樽生で楽しめる機会も多いので、ぜひ試してもらいたい!

まだまだ続く!クラフトビールの真骨頂を味わえる個性的ラインナップはこちら

クラフトビルの真骨頂 個性的な味わいにはまる8本を一挙ご紹介!!

香り、苦み、酸味が際立った、これまでのあなたのビール概念が吹き飛ぶ8本をセレクト。
世界のビールの中でも、ぜひ飲んでおきたい個性派ぞろいのビールたちだ。

ラガーのコクとエールの爽やかさ「Steam」

アメリカ【アンカー スチームビール】

1896年、サンフランシスコで創業。スチームビールとは低温発酵させなければならないラガー酵母を、エール酵母のように15~25℃で発酵させて醸造するタイプのもの。

エールのようなすっきりした香りがありつつ、しっかりとしたコクを感じ、アメリカ全土で愛されている。

ギネス通が好む奥行きのあるコクと苦み「Stout」

アイルランド【ギネス フォーリン エクストラ】

言わずとしれた『ギネス』のなかでも、アフリカ、東南アジア向けに造られたアルコール度数が高いタイプ。泡はキメ細かく、スタウトならではのコーヒーを思わせる芳ばしさ。

ほのかに感じられる甘みと、舌に残る香りがまた美味。ビターなチョコレートなどスイーツとも楽しめる。

やや高めの温度で味わいを楽しむ「India pale Ale」

日本【ベアード 帝国IPA】

静岡県沼津市のブルワリーが生む、日本を代表するクラフトビールのひとつ。無濾過のIPAは、8〜12℃のやや高めの温度で風味を楽しむのが◎。

瓶内熟成しているので、冷蔵庫で長期熟成も。経年の味わいもトライして。いい意味で日本らしくない、しっかりした苦みが魅力。

スコットランド発のオーガニックビール「Scotch Ale」

スコットランド【ブラックアイル スコッチエール】

『ブラックアイル』は、スコットランドの北部ハイランド地方に1998年前設立されたブルワリー。オーガニック素材だけを使用し、まるでピールをふんだんに入れたフルーツケーキのよう。

芳醇な味わいで、かつエレガント。ラベルはスコットランドの国花・アザミがモチーフ。

まだまだ続く、個性派クラフトビールはこちら!

赤みを帯びた熟成レッド・ビール「Flanders Red」

ベルギー【ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ】

レッド・ビールの傑作といわれるベルギーのフランダース地方に伝わるもので、オーク樽で平均12ヵ月熟成させた独特の甘酸っぱさと、品のある甘さが絶妙だ。ブルゴーニュワインのピノノワールを思わせる美しいルビー色と、ブルゴーニュ女公をイメージしたラベルも美しい。

ランビック系で唯一のホワイトビール「Lambic」

ベルギー【ティママン トラディション・ブランシェ】

ランビックビールとは、自然に浮遊している野生酵母を利用して発酵させるもの。こちらはなかでも珍しく、唯一のホワイトランビックビール。2〜3年熟成させてハーブなどを加えた味わいは、柑橘系の酸味と爽やかさが魅力で、最近ではことに女性の人気が高まってきている。

コリアンダーの風味と強烈な酸味がクセになる「Gose」

ドイツ【デルニッツァー リッターグーツ ゴーゼ】

その歴史は長く、10世紀から造られているライプウィッヒの伝統的なビール。特徴は、口にすればはっきりとわかる、塩とコリアンダーの風味と、ドイツビールには珍しいほどの鮮烈な酸味。味わうごとにそのユニークさと酸味がクセになり、リピーターが続出。

麦芽を燻製して造られたスモーキーな味わい「Rauch」

ドイツ【シュレンケルラ・ラオホ・メルツェン】

南ドイツの古都・バンベルグの伝統的な1本は、燻製したモルトを使用した個性派。口に含むと燻製の香りが鼻に抜け、ラオホならではのスモーキーさが広がる。玄人好みしそうだが、独得な香りに反し、口当たりはソフトなので飲みやすく、ビール初心者にもぜひトライしてほしい。