「アイアン・スカイ:ザ・カミング・レース」
は2017年公開予定

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 月の裏側に潜んでいたナチスが地球を侵略するという大胆な設定で話題を呼んだSF映画「アイアン・スカイ」の続編「アイアン・スカイ:ザ・カミング・レース(原題)」がクランクアップを迎えたことがわかった。

 撮影はベルギー・アントワープ近郊のAEDスタジオで10月19日にスタート。英Screen Dailyによれば、宇宙船のコックピットを模したセットで火事が発生したり、最終週にメインキャストがスタントのリハーサル中に肩を脱臼したりといったトラブルを乗り越えての撮了となったようだ。

 引き続きティモ・ブオレンソラ監督がメガホンをとる続編は、前作から20年後が舞台。地球で核戦争が勃発し、ナチスの月面基地は人類最後の避難場所になっていたという設定だ。人類の存亡をかけ地球の中心に向かったところ、そこではハ虫類に変身する種族“ブリル”と恐竜の大群との戦いが待ち受けており、人類誕生の真実の裏に隠された秘密が暴かれるというストーリーだ。

 ミステリードラマ「クロッシング・ライン ヨーロッパ特別捜査チーム」のララ・ロッシが主人公オビを演じ、ロシア出身でドイツのテレビドラマで活躍するウラジミール・ブルラコフ、オーストラリア出身の元柔術家キット・デイルがメインキャストに起用された。その他、前作からユリア・ディーツェ、ステファニー・ポール、ウド・キアといったキャストが続投している。

 これからポストプロダクションが始まり、VFXはアカデミー賞受賞歴のあるドイツのスタジオPixomondoが手がける。音楽は前作と同様インダストリアルバンド「ライバッハ」が担当。製作には、フィンランドのアイアン・スカイ・ユニバースを中心に、ドイツの製作会社27社、ベルギーのポテムキノが携わっている。

 世界中のファンから作品のアイデアを募るとともに、米クラウドファンディングIndieGoGoで支援金を募り、100万ユーロ(約1.3億円)以上のカンパが集まった本作。総製作費1700万ユーロ(約22.7億円)という大規模プロジェクトであるため、今回はフィンランドのクラウドファンディングInvestor.comを利用し債券を発行するという新たな手法にチャレンジした。当初の目標額は5万ユーロだったが、上限の25万ユーロに迫る24万3600ユーロの資金調達に成功した。

 2017年8月の公開直前には世界中の都市でプレミアイベントが開催される予定で、現在公式サイトでチケット販売が行われている。