前田司郎監督作に出演する高良健吾と板尾創路

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 俳優の高良健吾と板尾創路が、あらゆるジャンルで活躍する前田司郎のオリジナル脚本による監督第2作「ふきげんな過去」に出演していることがわかった。

 小泉今日子と二階堂ふみがダブル主演を果たす今作は、北品川の食堂で暮らす女子高生・果子(二階堂)の前に、18年前に死んだはずの“伯母”未来子(小泉)が「あたし生きてたの」と戻ってくるところから始まる。ある事件を起こして前科持ちになった未来子の登場に慌てふためく家族と、自分の部屋に居候する図々しい未来子。苛立ちを隠せない果子だが、本当の母親だという未来子の出現により、退屈だったはずの夏が特別な時間に変わっていく。

 高良は、12月7日に発表された「第28回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」で主演男優賞を受賞。2010年に石原裕次郎新人賞に輝いているが、同新人賞受賞者で主演男優賞を手にしているのは木村拓哉、岡田准一の2人だけだ。さらに、20代で両賞を獲得したのは初めてのこと。今作では、小泉扮する未来子を連れ去りに来る謎の男・康則に扮する。

 監督デビュー作「ジ、エクストリーム、スキヤキ」にカメオ出演しており、2度目の前田組となった高良は「演(や)る前までとにかく迷って、演る時はなにも疑わずとにかく真面目にやりました。それがこの映画のズレになっていればいいなと思います。役で感じていた違和感もそのズレになっていればいいなあと思います」と撮影を述懐。さらに、「とにかく前田さんの現場の中に、思い込みMAXで真剣にいられたのはとても楽しかった。この映画の中にあるズレ。それはもしかしたら日常の真ん中にあるのかもしれません。皆さんをどこか不思議な場所に連れて行ってくれると思います」と話している。

 一方の板尾が演じるのは、果子の甲斐性のない父親・タイチ。初号試写を鑑賞したそうで、「キャスティングが絶妙で、自然な家族のように映し出されてすばらしい。ずっと見ていられる心地いい感じで、もっともっと先を見たい映画。全体的に緊張感がありながらもニヤニヤさせてくれ、醸し出している雰囲気ややり取りからにじみ出ている感じが、どんどん物語の奥の見えていない部分が気になる、釘付けになる作品」と絶賛している。

 なお、「私の男」で二階堂が息吹を注ぎ込んだ主人公・花の幼少期を演じた山田望叶ちゃん、兵藤公美、山田裕貴、黒川芽以、梅沢昌代、「シティボーイズ」の大竹まこと、きたろう、斉木しげるらが出演している。

 「ふきげんな過去」は、2016年夏に全国で公開。