嘘からでたまこと…「貞子vs伽椰子」が実現へ (C)2016「貞子vs伽椰子」製作委員会

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 「リング」の貞子と「呪怨」の伽椰子というジャパニーズホラー(Jホラー)を代表する恐怖の2大アイコンがスクリーンで激突する「貞子vs伽椰子」が製作され、2016年6月に公開されることがわかった。モデルで女優の山本美月がホラー映画で初主演を務め、「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」シリーズや「ノロイ」「オカルト」などホラー作品を多数手がける白石晃士監督がメガホンをとる。

 「呪いのビデオ」を介して貞子の怨念が広がる恐怖を描いた鈴木光司氏原作の「リング」シリーズは、1998年に中田秀夫監督による映画第1作が公開され、その後も様々なシリーズ作品やハリウッドリメイク版が生まれた。一方、清水崇監督がビデオ作品として99年に生み出した「呪怨」も、数々の劇場版やハリウッドリメイク版が製作。伽椰子は呪いの家に住み関わったものを不幸に陥れる存在として、同シリーズの恐怖を担っている。「貞子vs伽椰子」には、伽椰子の息子で「呪怨」シリーズのアイコンとしておなじみの俊雄も登場する。

 「貞子vs伽椰子」の企画は今年4月1日、「呪怨」シリーズ最終作「呪怨 ザ・ファイナル」の宣伝チームが仕かけたエイプリルフールのネタとして誕生。ニセのポスターも作成され、ネットニュースなどで取り上げられて話題となったが、「リング」シリーズのKADOKAWAと、「呪怨」シリーズのNBCユニバーサル・エンターテイメントが映画会社の枠を超えてタッグを組み、この企画を実現させるため動き出した。

 KADOKAWAサイドは「世界に誇れる最恐の名に相応しい新しいジャパニーズ・ホラー映画ができることを確信しています」としながら、「でも、絶対、絶対、伽椰子と俊雄には負けません!」と鼻息が荒い。一方のNBCユニバーサル・エンタテインメント側も、「確かに貞子は知名度、実績ともに強敵ですが、こちらは伽椰子と俊雄のタッグで挑みます! 勝敗は観客の皆さんが劇場で確認してください」と気炎を吐いている。

 主演に抜てきされた山本は、もともとホラー映画が好きで、それだけに「このお話をいただいた時は、歴史のある2作品に両方出られるなんて、なんてお得でラッキーなんだろうと嬉しかったです」と喜んでいる。貞子と伽椰子という2大恐怖に直面する主人公・倉橋有里を演じるにあたり「倉橋有里は、正義心の強い存在感のある子。はっきりと人間性を出して演じていきたいと思います。また今回はアクション性もある作品に仕上がっているので、お楽しみにしてください!」と意気込む。

 そして、メガホンをとる白石監督は「本作のテーマは『衝突』。最恐のキャラクター同士が衝突したら果たしてどうなるのか――そしてそこにうごめく人間ドラマ。こうご期待ください」と話している。

 なお、今作は4DX上映もすでに決定。動く座席に風や水、香り、煙、エアーを駆使した4DXの上映環境で、3Dで貞子が飛び出す「貞子3D」を超える、体感できる進化型Jホラーを目指すとしている。