CMナレーションで恐怖の表情を見せる出川哲朗

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 米ニューヨークにあったワールドトレードセンターのビル間にワイヤーを張り、“空中歩行”に挑んだ男の実話を映画化した「ザ・ウォーク」のCMにタレントの出川哲朗が起用され12月7日、都内のスタジオでナレーションの収録に臨んだ。

 1974年当時、高さ411メートルという世界一の高さを誇っていたツインタワーの屋上にワイヤーを張り、命綱なしでその上を渡りきるという偉業を成し遂げたフィリップ・プティ。映画は、フランスで生まれ育ったプティが己の技を磨いて渡米し、無謀すぎる試みに挑んだ25歳までの半生を描く。プティを演じるのは「(500)日のサマー」(09)、「インセプション」(10)のジョセフ・ゴードン=レビット。

 本編を鑑賞したばかりという出川は、「どんな映画か全く知らない状態で見たのですが、臨場感が半端じゃなかった。僕もテレビ番組で綱渡りをやったことがあるので、怖さがわかる。アドレ……アドレナリンが上がりました」と興奮しすぎたのか、噛みながらも熱弁。「いろんなことに挑戦する主人公は僕と同じだと思いましたし、刺激をもらえました。今のテンションなら(空中歩行を)できますね」とすっかり主人公気分に浸っていた。

 出川は続いて、60秒のテレビCMのナレーションに挑戦。劇中のプティと同じく“バランス棒”を持ち、「お立ち台」と称された黒い箱の上に立つことを促されたが、「何ですかこのあからさまに怪しい箱は!」と及び腰。意を決して箱の上に立ったが、何も起こらず「何もねえのかよ、主催者! 中にザリガニ入っているとかあるでしょ!」とぼやき、「出川哲朗の魅力が殺されている」と落胆の表情を浮かべた。

 それでもいざ収録が始まると、「やばいよやばいよ、勘弁してくださいよ! 死にたくないよ!」と“リアクション芸人”の面目躍如たる活躍を見せ、「映像を今見たばっかりの状態だったけど、70%くらいはできたかな。本作が魂の映画だということは伝わったのでは」とほほ笑んだ。

 「ザ・ウォーク」は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)の名匠ロバート・ゼメキス監督がメガホンをとり、「アイアンマン3」(13)のベン・キングズレーがプティの師匠であるサーカス団長を演じる。2016年1月23日から全国公開。