パートナーを見つけるか、動物になるか (C)2015 Element Pictures, Scarlet Films,
Faliro House Productions SA,
Haut et Court, Lemming Film,
The British Film Institute,
Channel Four Television Corporation.

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 サスペンスドラマ「籠の中の乙女」のヨルゴス・ランティモス監督の新作で、コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、レア・セドゥー、ベン・ウィショーら共演の「ロブスター」が、2016年3月5日に劇場公開されることが決定した。

 第62回カンヌ映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞した「籠の中の乙女」に続き、第68回同映画祭で審査員賞に輝いたランティモス監督初の英語作品。「籠の中の乙女」の脚本家エフティミス・フィリップと再タッグを組み、45日以内にパートナーを見つけなければ、独身者は動物に姿を変えられ、森に追われる近未来を描く。

 主人公デヴィッドは、独り身になったことで伴侶探しを迫られるが、連行先のホテルには狂気が潜んでいた。“独り者たち”が暮らす森に逃げ込むことに成功するが、森で恋に落ち“独り者たち”のルールに背いてしまう。

 ランティモス監督はある議論から着想を得たそうで、「常に人間関係の中にいなければならないとしたら、人はどう感じるか。人間関係を作れない人を他の人はどんなふうに見るか。誰かと一緒にいることができなければ落第者と見なされるのか。誰かと一緒にいるために費やされる期間。恐れ。パートナーになろうとするとついてくる、そのようなありとあらゆることについて話し合った」と説明している。

 出演陣も「この映画に無関心なままでいられる人はいないと思う」(ファレル)、「観客が考えさせられているのが想像できるわ。それは映画において大事なことでもある。ほとんど新しい言語と新しい物事の見方を提示するような映画よ。映画を見たあと、観客は自分自身に問いかけることになるわ」(セドゥー)とランティモス監督が生み出す独特の世界に魅了されているようだ。

 「籠の中の乙女」の長女役が鮮烈な印象を残したアンゲリキ・パプーリァをはじめジョン・C・ライリー、ジェシカ・バーデン、オリビア・コールマン、アシュレー・ジェンセン、アリアンヌ・ラベッドらが出演している。「ロブスター」は、16年3月5日から東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。