10位に入った「岸辺の旅」 (C)2015「岸辺の旅」製作委員会/COMME DES CINEMAS

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 フランスの権威ある映画批評誌カイエ・デュ・シネマが、2015年の映画ベスト10を発表した。

 第1位に選ばれたのは、イタリアのナンニ・モレッティ監督の最新作「Mia Madre(原題)」。「私の母親」を意味するタイトルの通り、モレッティ監督自身が経験した母の死を下敷きに、老いて病に倒れた母親とその子どもである兄妹の関係と心情を描いた。主人公は映画監督の妹(マルゲリータ・ブイ)で、その兄役をモレッティ監督、妹が撮影中の映画の主演俳優役をジョン・タトゥーロが演じている。

 なお、第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞を受賞した、黒沢清監督の「岸辺の旅」が10位にランクインされた。

 ベスト10は以下の通り。

1.「Mia Madre(原題)」(ナンニ・モレッティ監督)
2.「光りの墓」(アピチャッポン・ウィーラセタクン監督)
3.「L'ombre des femmes(原題)」(フィリップ・ガレル監督)
4.「The Smell of Us(原題)」(ラリー・クラーク監督)
5.「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(ジョージ・ミラー監督)
6.「約束の地」(リサンドロ・アロンソ監督)
7.「インヒアレント・ヴァイス」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)
8.「Arabian Nights(原題)」(ミゲル・ゴメス監督)
9.「The Summer of Sangaile(英題)」(アランテ・カバイテ監督)
10.「岸辺の旅」(黒沢清監督)