「我々が言っていたリスクがすべて実現してしまった。我々は激しく、消耗した試合を終えていたところで、おそらくはエネルギーを再充電できなかったのだろう。試合へのアプローチがもろかった。小さな主審のミスがあり、だが特に我々の多くのミスによって、ビハインドを背負ったんだ」

ナポリは6日のセリエA第15節で、ボローニャに敵地で2-3と敗れた。インテルに再び首位の座を明け渡したマウリツィオ・サッリ監督は、試合後にこう述べている。

「前半の終わりから後半の最初にかけて、我々は挽回するチャンスがあった。だが、再び失点してしまい、それから信じるのをやめてしまったんだ。だが、良いレベルで10分もプレーすれば、取り戻すことはできるものなんだがね」

ナポリは1試合でここ11試合の総失点と同じ3失点を喫した。

「我々は大きなミスを犯してしまった。再びディテールをケアするようにならなければいけない。最近の試合と比べて、チームはあまりに多くを許してしまった。その点は仕事しなければいけない。20日前のソリッドさがあれば、おそらくこの試合はものにできていたはずだ。だが、とても集中していた時期が続いて、神経がすり減って集中を失い、ペースダウンすることがあるのは普通だよ。一つの試合に負けることで、リーグ戦の今後を戦い続ける上で有益な感覚を取り戻させてくれることもある」

だが、ナポリはたった1試合で首位の座を失ってしまった。サッリ監督は『Mediaset Premium』でこうコメントしている。

「これで、我々は首位にいる重圧に耐えられないと言われるのかな? 好きなように言えばいいさ。チームの外で勝手に目標をつくられたが、それがなくなるということだね。我々には興味のないことだ。私の契約にあるボーナスは、別の目標を達成したときのものだよ。契約書を読み返してはいないが、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得以上の目標達成でボーナスが加わることはなかったはずだ」

「次のローマ戦は決定的な一戦になる? 今のローマがどんな時期にあるかは、私の関心ではない。まず我々はヨーロッパリーグの試合がある。そこで白星を取り戻さなければならない」

ナポリ側はマッティア・デストロの先制点に抗議していた。デストロがオフサイドポジションにいたという主張だ。

「判定について評価するのに興味はない。ただ、イタリアの審判は世界最高というステレオタイプな見方をするのはやめよう。1点目はオフサイドだったと聞いている。ただ、数センチの話で、人の目で判断するなら間違えもあるものだ。そういうことについて話すのは意味がない。試合全体の管理を評価すべきだ」

最後に、メンバーについてもサッリ監督は言及している。

「常に同じメンバーがプレーしている? 選手たちのプレー時間はそう多すぎるわけじゃない。ほかよりもかなり多くプレーしているのは、(カリドゥ・)クリバリと(マレク・)ハムシクだけだ」