セバスティアン・ジョヴィンコがアメリカで、頂点から全選手を見下ろすことになった。

ディディエ・ドログバやマイク・グレッラとのレースを制し、MLSの最優秀ニューカマー賞を受賞して10日。ジョヴィンコは「ランドン・ドノヴァン・MVPアワード」も受賞したのだ。MLSの年間最優秀選手ということである。

所属のトロントFCはプレーオフ敗退という落胆を味わったが、ジョヴィンコの存在がまさに慰めとなっただろう。ジョヴィンコはわずか数カ月でアメリカを魅了した。2015年1月にMLSに渡った28歳のアタッカーは、22ゴールを挙げてゴールデンブーツ(得点王)を獲得。16アシストもマークし、ロビー・キーンを上回ってMVPに選出されることとなった。

ティエリ・アンリやドログバのような怪物級の選手たちですら成し遂げなかった快挙だ。