唐沢寿明と小雪

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 第2次世界大戦時に多くのユダヤ難民を救った外交官・杉原千畝氏の半生を描いた映画「杉原千畝 スギハラチウネ」が11月24日、東京・新宿区の早稲田大学大隈記念講堂で特別上映され、主演の唐沢寿明、共演の小雪、メガホンをとったチェリン・グラック監督が舞台挨拶に出席した。

 杉原氏が同大学の高等師範部英語課(現在の教育学部英語英文学科)に在籍していた縁で、本試写会が実現。この日は3人の学生が登壇し、唐沢たちに直接質問をぶつけた。杉原氏に感銘を受けて同大学に入学したという学生から「影響を受けた人物は」と聞かれると、小雪は「環境を作った両親の影響もありますし、私の大部分を作っています。また、人生のいろんな場所で出合ったすべてに(影響の)要素があると思います」と真摯に回答した。

 続けて、唐沢が「僕は間違いなく、ブルース・リーですね」と言い切ると、場内からは笑い声が。その後もブルース・リーの魅力を熱く語ったが、質問者が「役者らしいお答え、ありがとうございます」とマイペースに頭を下げたため、唐沢は「何で俺の時だけ笑っているんだよ、良いこと言っているんだぞ! いじりやすいんだろうな、俺(笑)。これからもよろしくね」と苦笑いを浮かべていた。

 また、“どうしても聞きたいこと”として「どうやったら異性にモテるか」という質問が飛び、唐沢は「今までの(真面目な話)は何だったんだよ!」と吹き出した。それでも、「好きな女の子にいっぱい告白しまくって、いっぱい傷ついたけど、良かったなと思う。ふられた経験や悲しい気持ちは絶対必要」と熱心にアドバイスし、一方で「福山(雅治)君みたいに立っているだけですごいモテる人と、俺みたいに何かやらないとお金にならない人がいるじゃない。世の中決まっていて、その辺、不公平だよね」とぼやき節で客席を沸かせた。

 今作は、10月に杉原氏が赴任していたリトアニアでワールドプレミアを行っており、その際にはスタンディングオベーションが5分以上も鳴り止まなかった。唐沢は、満場となった講堂を見渡し「たくさん集まっていただき、ありがとうございます。リトアニアにも行ってきましたが、こうして早稲田で上映会ができて、千畝さんも喜んでくれていると思います」と思いを馳せた。「杉原千畝 スギハラチウネ」は、12月5日から全国で公開。