iPhoneをスーパーカメラに変身できる! 満月から微生物まで撮れるアタッチメントがアツい
iPhoneのカメラは手軽に利用できると、多くのユーザーからの人気も評価も高い。
カメラを起動して、ただホームボタンを押すだけで、それなりの写真が撮影できる。
しかし、iPhoneカメラは、いろいろなアタッチメントを使えば、楽しさがもっとバージョンアップする。
●カメラレンズに取り付けるアタッチメント
iPhoneカメラのアタッチメントは、iPhoneのカメラレンズに取り付けることでさまざまな効果が得られるアイテムだ。
一般的には、iPhoneを挟み込むようにして取り付けるものが多い。
大きなアタッチメントの中には、逆にiPhoneをアタッチメントに取り付けて利用するものまで存在する。
●iPhoneを望遠鏡にするアタッチメント

手軽なものはクリップ式で望遠が可能
夜空に浮かぶ満月や星々を、大きくキレイに撮影するには、数万円はするデジカメやレンズが必要だ。
しかし、iPhoneとアタッチメントがあれば月はおろか、火星や木星の撮影だって可能になるのだ。
仕組みはいたって簡単で、望遠鏡の接眼部にiPhoneを取り付けるだけだ。
価格は、ピンからキリまである。本格的なものは数万円もするが、安いものなら数千円で購入できる。
また、通常の望遠鏡では難しい、写真や動画の撮影もiPhoneのアタッチメントなら簡単に可能なので、天体に興味がある人におすすめだ。
●iPhoneを顕微鏡にするアタッチメント

iPhoneを顕微鏡にするといろいろなものが見える
天体撮影のように小さいものを大きく撮影するものとは逆に、小さなものを大きく撮影できるアタッチメントも存在する。
こちらも仕組みは、顕微鏡にiPhoneを乗せる本格的なタイプや、iPhoneのカメラ部に接写レンズを取り付けるものがある。
高性能なものでは、微生物が撮影できるものまである。
しかし、お手軽なものでも、花の雄しべや雌しべ、昆虫などの拡大撮影ができるので、観察目的でも楽しめる。
また、当然ながら写真や動画撮影も可能のため、マクロな世界を動画で記録してみるのも良いだろう。
●iPhoneで世界を広く写すアタッチメント

安いものでは数百円から販売されている
ここ最近、日本でもセルフィー人気の影響で自撮り棒(セルカ棒)が流行している。
しかし、駅やテーマパークでは棒状のものを振り回すのは危険なため、使用を禁止されている場所も少なくない。
そんな場合に便利なのが、iPhoneで広角撮影ができるアタッチメントだ。
iPhoneに広角レンズを取り付けることで、普段よりも広く景色を撮影できる。
狭い場所でも、手持ちでも、複数の人をかるがると撮影できる。
グループ旅行など行く際に、ポケットに入れておくと便利だ。
●デジカメそのものをiPhoneに取り付けられる

アタッチメントではなくそもそもデジカメ取り付けがこれ
iPhoneのカメラがいくら優秀といっても、本格的なデジカメには及ばない。
そこで、いっそデジカメそのものを取り付けてしまおうというアイテムもある。
ソニーの「サイバーショット DSC-QXシリーズ」だ。
ソニー製なので、Xperia用と思われそうだが、iPhoneでも問題なく利用できる。
見た目はレンズそのもので、カメラのディスプレイ部分をiPhoneで行うのだ。
最新モデルは30倍ズームに対応しており、iPhoneをお手軽に万能望遠デジカメに変貌させることができる。
なお、30倍ズーム対応の「DSC-QX30」は4万円台半ばと価格がやや高い。
そこまでの望遠を求めない場合は光学10倍モデルで2万円台の「DSC-QX10」が良さそうだ。
これらアタッチメントは、iPhoneのみならず、XperiaやGalaxyといったAndroidスマホでも利用できる。
スマホカメラに新しい機能を搭載するアタッチメントは、安価で、いまよりも楽しいスマホ写真ライフを実現してくれるアイテムなのだ。
布施 繁樹