温暖化の影響だろうか、野生のイノシシの行動範囲が広がっている。各地でイノシシと遭遇するケースが報告されているが、もっとも深刻なのは農作物への被害だ。電車や車に衝突することもしばしばである。

そんな中、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

写真には、芝の上に現れたイノシシ2頭。遠巻きにして眺めているのは、ラクロスをプレー中の学生たちのようだ。グランドにイノシシが出てくるなんて、いったいどこ? 九州大学だった。こんな写真も投稿されている。

人と出会う前に、イノシシと出会う...


野生のイノシシ。写真はイメージです(Show_ryuさん撮影, Wikimedia Commonsより)

冒頭のツイートに関連して、こんな報告もある。

ここは福岡市西区元岡にある、九州大学の伊都キャンパスだ。同大学では大引っ越し計画が進行中で、市内各地に分散していた各学部や研究機関がこの伊都キャンパスに集結している。場所は、博多駅から西鉄バスで約50分という距離だ。中心街からは相当離れているとはいえ、キャンパス内にイノシシが出没するとは驚きだ。

さすがに、キャンパス内を闊歩するイノシシたちに、大学も手を焼いているらしい。九州大学公式アカウントからは、下のような告知も行われている。

11月30日までの土曜、日曜、祝日の午前、なんと銃で駆除するらしい。同大学ウェブサイトには「お知らせ」が掲載されている。