大宮のJ2優勝&来季J1昇格が決定…2点差をひっくり返す大逆転勝利

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 2015明治安田生命J2リーグ第41節が14日に行われ、大宮アルディージャと大分トリニータが対戦した。

 首位の大宮は前節のカマタマーレ讃岐戦を1−1の引き分けで終え、J1昇格を決められなかった。迎えた今節、3位のアビスパ福岡は勝利を収めたが、2位のジュビロ磐田が引き分けたため、勝てばJ1昇格とJ2優勝が決定する。一方、大分はJ2残留を争っているため、残り2戦を勝利で終わりたい。

 大分は試合序盤から積極的にプレッシャーをかけたが、大宮がこれをかいくぐって攻撃につなげる。3分、左サイドの家長昭博がタテに仕掛けてグラウンダーのクロスを入れると、ゴール前のムルジャが右足アウトで合わせたが、ボールは右ポストに弾かれてしまった。

 すると大分にアクシデントが発生する。18分、西弘則が負傷によりピッチを退き、キム・ジョンヒョンが交代出場となる。22分、大分はゴール前でこぼれ球を拾った為田大貴がミドルシュートを放ったが、ここは大宮DF菊地光将がなんとかブロックした。

 前半終了間際の44分、大宮はCKから河本裕之がヘディングシュート。ボールはゴールに向かったが、ここは大分の松本怜がライン上でぎりぎりクリアした。前半はこのまま0−0のスコアレスで終了する。

 後半立ち上がりの49分、意外な形で均衡が崩れる。大分が左サイドから攻め込むと、松本昌也が右足で鋭いシュート性のクロスを入れる。ゴールに向かったボールをGK加藤順大が弾き返すと、これが味方DF大屋翼に当ってゴールに転がる。大屋はクリアを試みたが間に合わず、大分がオウンゴールで先制に成功した。

 直後の54分、大分が再びチャンスを作る。キム・ジョンヒョンが右CKを蹴ると、ニアの若狭大志がヘディングですらす。これをGK加藤が触りきれず、後ろの渡部大輔に当ってゴールイン。大分がすぐさま追加点を奪った。

 2点のリードを奪われた大宮は、56分に渡邉大剛を下げて泉澤仁を投入する。69分に右サイドからクロスが上がると、相手DFのクリアボールをゴール前のムルジャがワントラップから右足シュート。これがゴール左下に決まり、大宮が1点差に詰め寄った。

 さらに81分、左サイドの大屋がエリア内左まで進入し、右足でシュート性のクロスを入れる。これがクロスバーに当って跳ね返ると、こぼれ球をムルジャが押し込み、大宮が同点に追いついた。

 猛攻を続ける大宮。87分に右サイドを突破したムルジャを鈴木義宜が倒してしまい、大宮にPKが与えられる。これをキッカーの家長がゴール左下に決め、大宮が逆転に成功した。このまま大宮が3−2で逃げ切り、1年でのJ1復帰とJ2優勝を決めた。一方、大分は21位以下が決定した。

 23日に行われる最終節で、大宮は敵地でツエーゲン金沢と、大分はホームで磐田と対戦する。

【スコア】
大宮アルディージャ 3−2 大分トリニータ

【得点者】
0−1 49分 オウンゴール(大分トリニータ)
0−2 54分 若狭大志(大分トリニータ)
1−2 69分 ムルジャ(大宮アルディージャ)
2−2 81分 ムルジャ(大宮アルディージャ)
3−2 87分 家長昭博(PK)(大宮アルディージャ)