脱走兵のフィンは果たしてジェダイの騎士なのか? (C)2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved

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 「スター・ウォーズ」シリーズの最新作で新たな3部作の幕開けとなる「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の主要キャラクターで、ジョン・ボヤーガが演じるフィンについて、J・J・エイブラムス監督やボヤーガ本人が語った。

 ストームトルーパーのマスクを脱ぎ去り、白いボディスーツから生身の頭を出した脱走兵として登場するフィンだが、ポスターや予告編でライトセーバーを手にしている場面も描かれており、ジェダイの騎士なのか、敵なのか味方なのかといった憶測を呼んでいる。

 そんなフィンという存在を主要キャラクターに据えたことについて、エイブラムス監督は「ストームトルーパーのスーツの中に入っている一人の男が主人公になったら面白いと思ったんだ」と着想のポイントを明かし、「これまでストームトルーパーはレイア姫を助けるためにルークとハン・ソロが着ただけだったからね。だから、フィンはスパイなのかそれとも裏切り者なのかと想像してもらえれば、素晴らしい物語の始まりになると思ったんだ」と自信をのぞかせている。

 エイブラムス監督はさらに、フィンとヒロインのレイ(デイジー・リドリー)、悪役のカイロ・レン(アダム・ドライバー)の主要な新キャラクター3人が「みんなマスクを被っていることにも注目してほしい。カイロ・レンもマスクをしているし、レイも登場する時にマスクをつけているんだ。もちろんフィンもね」と発言。マスクを被ることで、新キャラクターたちその正体を観客に想像させる狙いがあると明かしている。

 フィンを演じるボヤーガは1992年、英ロンドン出身の若手俳優。5歳で初舞台を踏んで以降、演劇や映画、テレビでキャリアを積んできたが、世界的な大作への出演経験は少ない。どんな役なのかも明かされないまま本作のオーディションを受け、何度も面接やスクリーンテストを経てフィン役を獲得したが、ボヤーガは「役に決まるまで7カ月もかかった。ずっと緊張していて神経がヘトヘトになった」と述懐。晴れて役をつかんだ当時の心境を、「『スター・ウォーズ』に出られると思ったら、僕が歴史の一部になったように感じてものすごく嬉しかったよ」と語っている。

 マスクを被りながらの砂漠での撮影は過酷で、「暑くて汗でビショビショになって大変だった」というボヤーガ。しかし、実物大の墜落したタイファイターなどが再現された撮影現場は「本当に最高の気分だった」と感激した様子。「CGIなどの新しい手法も当然使われているけど、それらは可能な限りリアルにできることを全てやった上で、アイデアを広げるために使っているんだ」と、リアルさを追求する上でのエイブラムス監督のバランス感覚を称え、そのバランスの良さが「スター・ウォーズ」を知らない新しい世代にも受け入れられるはずだと話している。

 「スター・ウォーズ フォースの覚醒」は12月18日公開。