ジョージ・R・R・マーティン

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七つの王国による覇権争いを壮大なスケールで描いた米HBOの大河ファンタジー・ドラマ、『ゲーム・オブ・スローンズ』。本作の原作であるファンタジー小説シリーズ「氷と炎の歌」の著者で、現在も同シリーズを執筆中のジョージ・R・R・マーティンが、母校ノースウェスタン大学で講演を行い、ドラマが原作に追いつくことはまったくの想定外だったことを明かした。

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英Digital Spyによると、功績を残した卒業生として同大から表彰されたマーティンは、式典の席で次のように述べた。「ご存知のように、原作があの番組に追いつかれてしまいまして。最初は十分なリードがあったから、まさかそんなことが起きるとは夢にも思いませんでした。でも実のところ、私はとても筆の遅い作家なんです」と話している。

ドラマ版はシーズン5までに既刊の原作のストーリーをほぼ使いきり、シーズン6は小説シリーズの第6弾「冬の狂風(The Winds of Winter)」をベースに製作されるはずだった。しかし、いまだマーティンが同作を執筆中で、出版のめども立っていないため、製作陣とマーティンでストーリーラインを話し合いながら製作を進めているという。

出版社側は第6巻の刊行について「2016年あるいは2017年になるだろう」と大まかに述べているが、マーティンの遅筆は今に始まったことではない。第5巻「竜との舞踏」の際は、出版社が告知した発売日を過ぎても出版されず、4ヵ月後にようやくリリースされ、ファンをヤキモキさせたことは記憶に新しい。だが一方で、10月初めに第6巻のポーランド語版を手掛ける翻訳者が、年末のスケジュールを空けておくよう出版社から指示されたことを認めたため、いよいよ来年初めにリリースされるのではないかとの憶測も飛び交っている。

"聖書よりも完成に時間がかかる"とも言われる「氷と炎の歌」シリーズ。番組が原作を追い越すことのないよう、マーティンのラストスパートに期待したい。(海外ドラマNAVI)

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