妊婦検診 妊娠 旦那 付き添い

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あなたは妊婦健診に一人で行っていますか? なかにはパパが付き添って健診に行く人もいることでしょう。厚生労働省によると、妊娠中に定期的に受ける妊婦健診は、「少なくとも毎月1回(妊娠24週以降には2回以上、さらに妊娠36週以降は毎週1回)、医療機関などで健康診査」を受けることが勧められています。

妊娠は病気ではありませんが、重いお腹を抱えて一人で病院に行くの、想像以上に不安がかかることでしょう。都合がつくならパパが付き添ってくれると心強いですね。ただしパパは付き添いですから、病院で周りの妊婦や婦人科を受診している患者への配慮は必須です。では、一体どんなことに注意すればよいのでしょうか?

妊娠をより身近に感じられる!パパとしての「自覚」が芽生える良い機会

妊婦健診にパパも付き添うとエコーで赤ちゃんの画像を見たり、ママの体調の変化を医師から直接聞いたりできるので、妊娠を身近に感じることができます。また、エコーで赤ちゃんが動いている姿を見ると実際に対面できる日がもっと待ち遠しく思えますよね。妊婦健診への付き添いはパパとしての自覚を持ってもらう良い機会になるでしょう。

妊婦健診に家族の付き添いを推奨している病院がある

妊婦健診に男性の付き添いを禁止している病院でなければ、パパも一緒に健診に行ってももちろんOKです。妊娠中は何かと体の調子が不安になりますし、診断結果によっては不安になることもあるので、付き添ってくれると心強く感じますね。最近では産前に家族で赤ちゃんを迎える準備を進めるために、家族が健診に付き添うことを推奨する病院もあるそうですよ。

『私は上の子園児だからうるさいし、トータル3時間くらいかかるから送ってもらって遊びに行ってもらってる。でも1回4Dエコーは一緒に見たよ』


『病院自体が、家族で健診を受けることを推奨していたからパパと一緒の人も多かったなぁ』


『病院から可能ならパパも連れてきてね〜って言われるしエコーになるとパパを呼びに行ってくれる。今、6か月だけど健診皆勤賞だよ 』


付き添いのパパは健診に来ている他の妊婦への配慮が大切



あくまでパパは付き添いということを忘れてはいけません。健診に来ている他の妊婦の迷惑にならないように配慮したいものです。全ての人の経過が順調なわけではないので、大声で自分たちのお腹の赤ちゃんのことを話すのは、思いやりが足りないと受け止められるかもしれません。医師の説明が長引いたり、急患が来たりすると待合室は混雑が予想されますから、他の妊婦に席を譲れる気持ちを持っておきたいですね。待ち時間に煙草を吸う人に知っておいてほしいのは、たとえ外で喫煙したとしても、煙の中の発がん物質などの有毒化学物質が体や衣服などに付着します。これが病院に持ち込まれて、院内環境を汚染する「三次受動喫煙」の可能性があるのです。他の妊婦さんにとっては思いがけない受動喫煙になってしまうので、せめて待ち時間の間だけでも吸わないように注意しましょう。

『うちは行くよ、絶対産婦人科にかかる人の席とったりしないよ。みんながみんな順調な妊娠じゃないからね』


『混んでいたら部屋から出るとか配慮があればいいのでは。だけど私が通っていた病院は待合室が産婦人科と婦人科が同じだった。そういう所だと、嫌だなと思う人もいるのかもね』


『待合室でただひたすらスマホいじってるパパを見ると「ついてきてもそれか」って呆れちゃう 』


『たばこ臭いパパはいやだ。待ち時間に何度も外にでて喫煙して戻る。つわり中の人もいるから気を遣えと思った』


『付き添いの人間が患者(この場合は妊婦さんだけど)に迷惑かけないようにするのは産婦人科に限らず人として当たり前』


もちろんパパ自身が他の妊婦さんに席を譲ることを気をつけていても、「妊婦=お腹が大きい」と思い込んでいる場合もあります。まだお腹が大きくない時期の方がつわりで体調が悪い妊婦もいるかもしれません。ママがパパに産婦人科に行く前に周囲への配慮やマナーを話しておくと良いでしょう。

産婦人科は心身ともに敏感になっている妊婦や婦人科に受診する患者が来るデリケートな場所です。みんなが不快な思いをすることのないよう、思いやりある配慮を持って付き添いに臨んでほしいですね。

文・編集部 編集・木村亜希 イラスト・鶏岡みのり