自殺行為と化す「自撮り棒」が議論の対象に

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source:https://pixta.jp/

スマートフォンを使った自撮りは、確かに楽しい。筆者もいろいろな場面で自分の写真を撮り、Facebookにアップロードしている。

例えば筆者の場合は、SONYの『Xperia Z Ultra』を愛用しているから、水中にいながらでもセルフィーを楽しめる。この夏はとても重宝した。

自身の生活に面白みを加えてくれる自撮りだが、最近ではこの行為自体がエクストリームスポーツと化しているようである。いや、それを通り越して完全な自殺行為になっていると言ってもいいかもしれない。

ともかく、自撮りは今各国で社会問題となっている。

自撮りで死者が

まずは、下の動画をご覧いただきたい。

これはピザハットが制作した、自撮り棒の危険性を訴える動画『The Dangers of Selfie Sticks PSA - YouTube』である。

とても啓蒙コマーシャルとは思えない、かなりやり過ぎな動画のように思える。だが現実は、このコマーシャルよりもさらにエクストリームだ。

自撮りといえば、なぜかロシアやウクライナなどの東欧から衝撃的な話題が飛び込んでくることが多い。

建物のテッペンに登り、今にも転落しそうな場所で自分にカメラを向けるなど、常識では考えられないような光景がそこにある。

こんなことをして死者が出ないのか、と誰もが考えるだろう。調べてみると、やはり死者が続出しているらしい。ロシア内務省はそれを受けて、国民に対し自撮りの危険性を知らせる広告を打ち出した。

その中に「銃を持ちながらの自撮りを自粛しよう」という一文があるそうだ。要するに、そのような蛮行をしている連中がたくさんいるということだ。ひとりやふたりの話ではない。

自撮りとモラル

自撮りという行為そのものは、デジタルカメラが普及する以前も行われていた。だがカメラ機能のついたスマートフォンとモノポッド(自撮り棒)が普及してから、人々はより簡単に自分自身を撮影できるようになった。

問題は、そのモノポッドという道具である。現在、世界各地でモノポッドの危険性が唱えられている。

我が国でもJR西日本が管轄全駅でモノポッドの使用を禁止したことは、記憶に新しい。

source:https://www.westjr.co.jp/

他人との接触に加え、駅構内では感電の恐れもあるという。

モノポッドは、当然ながら日本だけではなく世界中でもその危険性、モラル違反を議論されている。

例えば、原付の4人乗りをモノポッドを使って自撮りした事例もある(個人動画参照:『Cowo Eksis Pake Tongsis Di Motor - YouTube』)。

場所はインドネシアだが、もちろんこの国にも交通法規は存在する。警察に見つかれば間違いなく検挙だ。しかし、こうした行為は後を絶えないのだ。

さらには、モノポッドを使って動物園を撮影した映像もある。

動物を間近で撮影したほのぼのする動画、と思ってはいけない。これもまた悪質なマナー違反だ。絶対に真似をしてはいけない。

世界中でモノポッドの規制始まる

そうしたことがあるから、モノポッド規制は世界中に広がりを見せている。

まず、プロスポーツ界ではテニスのウィンブルドン選手権が自撮り棒を全面禁止にした。

サッカーの英プレミアリーグでも、すでに一部のクラブチームがその本拠地会場でのモノポッド使用を規制している。格闘技などの屋内競技も同様で、ビッグマッチを含んだ大会ほどそうした持ち込み規制が厳しい。

モノポッドはここ2年ほどで急速に普及したが故に、安全対策が後手になってしまった感がある。

今年も半ばを過ぎた辺りから各業界が一斉にモノポッド規制に乗り出したのは、やはり危機感と現実の事故を受けてのものだ。

もちろん、モノポッドそのものに罪はない。マナーをわきまえながら使用すれば、それは誰にとっても人生を豊かにしてくれるツールになるだろう。

【参考・動画】

※ 【ニュース】ロシアで『自撮り』の死亡事故が多発!これがロシア内務省が作った『自撮り安全対策パンフレット』だ! - Trip-Nomad

※ ホームでの「自撮り棒」の使用を禁止させていただきます - JR西日本

※ The Dangers of Selfie Sticks PSA - YouTube

※ Meerkats at the San Diego Zoo - YouTube

【画像】

※ Rina / PIXTA

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